2023/08/22 Tue
文化 生活
15) パラグアイでの結婚式
新郎・新婦とは、赴任初期に家の近所を散歩しているときに話しかけてもらったのがきっかけで仲良くなりました。彼らは私の自宅近所でパソコン関係のお店を経営しています。そして本業とは別に消防団にも所属しています。(写真はミサが始まる前彼らの同僚消防士たちが祝福しているところです)
ある日、用事がありお店に行くと、彼の方が”¡¡¡Hola, Mariko!!!”(こんにちは、まりこ!)とニコニコしながら挨拶をしてくれました。そして、ちょっと待っててね、と彼女を連れてきて、2人で、じゃじゃーん!と指輪をつけた手を嬉しそうに見せてくれました。2人が随分と前から付き合っていたことは知っていましたが、そのような姿を見せてもらいとても嬉しくなりました。
いよいよ、結婚式の日。きれいなドレスは持ってないので、ホストファミリーに相談したり、友達にお化粧をお願いしたりと、ドキドキワクワクしました。そして、彼らとの共通の友達はいないので1人で、ミサ・披露宴に参加しました。日本だと結婚式に1人で参加するのは周りを気にして勇気が入りますが、パラグアイにきてそのような状況にはだいぶ慣れました。(これは一種の協力隊あるあるではないでしょうか。精神力がついたと思います。)しかし、いざ行ってみると知り合いがいたので楽しく過ごすことができました。
日本ではキリスト教ではない人たちが教会で結婚式を挙げることに、海外の人々から疑問視されることがあります。友人の新郎・新婦の場合は、普段から通っている町の教会で、いつもと同じミサの中で彼らの時間が特別に設けられ、神父の前で結婚を誓っていました。普段から通う教会で、顔見知りの神父や友人らの前で神に対して愛を誓うのを見守り、彼らがどんな気持ちで愛を誓ったのか、想像することしかできませんが、とても大切な場面に立ち会わせてもらったように思います。そして、その場面を通して私自身も自分の宗教観を問うきっかけとなりました。
人想いでとても優しい2人の末永い幸せを願っています。
それではまた次回、chao!
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