2019/06/24 Mon
アルカージ
地道な努力
以前のブログでも書きましたが、私たちの日本語学校では、FUKEIKAI(父兄会)が中心になり、学校の資金集めのためにイベントで手作り小物を売っています。
6月末に首都ブラジリアで開催される一大イベント『日本祭り』に出店するため、この日は夜に皆で集まって作業。
今では商品に使うビーズなどの飾り(写真①)はお店から仕入れてきていますが、この取組みを始めた当初は学校にお金がなく、家にある不要になった子どものアクセサリー等をバラしたものを集めて使っていたそうです。
日本語でお客さんの名前書いて売るの、「よくあるやつね」と思ったあなた。保護者のリーダーを務めてくれているお母さんは、(本職・自称)「商売人」。気合が入っています。
商品の陳列にはじまり、物を売る時のコツを知っていて、そしていつもアグレッシブに、新しいアイディアを持つことの大切さを体現してくれる方です。
今回の商品のテーマは~海のもの~
毎年、毎回、同じラインナップではお客さんを惹きつけられません。同じ竹のキーホルダーでも、新しいデザインを揃えています。
「先生が作ったコレ、この前のお祭りですごく売れたから!お願い」
と煽てられ、私はかんざし作りに没頭。買ってきた棒に穴をあけ、そこに色々な飾りをつけていきます。配色、違うパターン、色々な好みを想像しながら作ります。
この日の作業は夜11時近くまで行われました。
細かな作業に目はショボショボ、肩はコリコリ。
でも、こんな小さくとも皆で力を合わせてする"積み重ね"がコミュニティーを作る、
現地の人のこういう努力があってこその【真に価値ある実現】だと信じているので、私にとってもやり甲斐を感じられる時間でした。
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