JICA海外協力隊の世界日記

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岐阜県人会創立80周年記念式典に出席してきました

7月29日(日)、サンパウロ・リベルダージ地区の広島県人会を会場に、

・ブラジル岐阜県人会創立80周年

・岐阜県人ブラジル移住105周年

・岐阜県農業高校生海外実習派遣40年

記念式典が行われました。私は両親が岐阜県出身という縁でご招待頂きました。

(ブラジルには47都道府県の「県人会」があり、私たち日系社会青年ボランティアも自身の出身県の県人会と関わる機会を頂いています。)

岐阜県からの移住者は、戦前戦後合わせても全国的に少ないですが、このように県や市政の要職に就いておられる方々が式典に向け渡伯されるということで、日本とこちらの日系社会との“つながり”や想いの深さを感じます。

鏡開きと乾杯。こちらでは乾杯の際、日本語とポルトガル語バージョンの掛け声で3パターンほど発声するのが普通です。

今回は、

1回目「カンパーイ!」

2回目「VIVA!(ビバ!)」

3回目「バンザーイ!」

その後は、お刺身やお寿司、煮物などの日本料理のご馳走を頂きました。

そして今回の式典には、2日前にブラジルに到着したばかりという県内の農業高校生10人も参加しており、日本で練習してきたというブラジル移住を題材にした劇を披露してくれました。

涙を堪えなければならないほど、とても感動的な劇でした。私自身ここブラジルで、いつも教師という立場でもどかしい思いや上手くいかなさにぶつかっている存在として、日本の高校生たち(それを横で見つめる先生)が示してくれた“作り上げること”の意味と清々しさは、胸に迫ってくるものがありました。

一人ひとりが真っ直ぐ、堂々と、自分の夢を宣言する姿が忘れられません。

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