JICA海外協力隊の世界日記

Officialヨルダンdism

世界水泳福岡へ part2 ‐希望‐

「サインください!」

日本代表の出待ちをしている女の子に言われた

「ヨルダン代表のコーチなんだよ〜」

「もう少ししたら日本代表来ると思うよ〜」

「残念だわもうちょっと待ちましょ」

女の子の母親は私の言葉に

間髪いれずにそう答えた。

「私はそれでもいいの!サイン下さい!」

私はヨルダンや協力隊の話をしながら

小学生の頃に作ったサインを書いた。

ヨルダンや協力隊を知って貰えた事、

小学生で作ったサインを書けた事、

2つの嬉しさと同時に、日本人なのに

日本で少しアウェイを感じた瞬間だった。

そんなことがあった

世界水泳福岡大会

今回はpart2!

世界水泳福岡へ part1 ~夢~

はこちらから↓↓↓

https://world-diary.jica.go.jp/fukuyamasuguru/activity/_part1.php

世界水泳ヨルダンコーチとしての目標は

「アウェイをホームに一瞬で!」

ヨルダン選手4人と2人のスタッフを引き連れ

日本の地へ足を運んだわけですが。

言ってみればアウェイゲーム!

競泳は

「誰にも邪魔されない競技」

決められたレーンをひとりで泳ぎ

自分のやってきた事がそのまま0.01秒まで

ハッキリと結果になって現れるんです!

深い〜。

選手たちはヨルダンでしっかり強化して、

調整を行い、日本に来ます。

もちろん会場での直前練習でも

しっかりサポートしますが、

スタート台に乗ったらほぼ!

ほぼ!!

結果は決まってます!

い〜やっ!何かが足りない!

メンタルっ!!

「己との戦い」でもあるからこそ、

精神面のサポートがあるではないか!

と思っていたわけであります。

日本の空港到着からのスムーズな誘導から

慣れない日本での生活のサポートなどなど、

ホームゲームって言えるぐらい

心の余裕を持って欲しかったんです。

通訳や日本人スタッフを雇う訳ではなく、

協力隊として長い期間苦楽を共にしてきた

大事な大事な仲間ですから!

より信頼と安心を感じて欲しかったんです。

さて、そんなホームゲームと化した世界水泳。

ヨルダン代表の結果は、、、

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惨敗。。

4人全種目、予選落ちでした。

part1でも書きましたが、

勝ち上がるのは先進国ばかりで

奇跡の大番狂わせとは行きませんでした。。

が、しかし!

4人中3人が自己ベストタイムを!

その中でも1人

ヨルダン新記録

を打ち立てました!

この大舞台でに勝ったんです!

ベスト更新率75%

何処とは言いませんが、

不調だった本当にホームゲームだった国より、

この数字だけ見ればいい結果です!

ポジティブ!ポジティブ!

世界にはボコボコにされましたが、

この結果は選手やヨルダンの自信に繋がり、

大舞台で結果が出せるという次への

希望の光

が垣間見えたのではないでしょうか!

希望といえば、

同じアラブの国であるチュニジアの選手が

今大会2つの金メダルを獲得し、

世界に夢や希望を与えてくれました!

アラブ地域の観客席は揺れましたね〜!

ちなみにレース後その選手としっかり
アラビア語で話すことが出来ました!イエイ

他にも水泳ではあまり聞かない

アフリカなど多くの国から出場してました。

水泳の認知度、世界全体のレベルは

少しずつ上がっているようにも感じます。

特に我々ヨルダンなど水泳発展途上国

水泳成長率は高いはずです!

こういった国からもっと世界に希望を。

スポーツから平和で希望に満ちた未来へ!

それぞれの国でそれぞれの種から

立派な花を咲かせて欲しいです。

せかい〜にひ〜とつだ〜けの花〜♪

ってね。

私はヨルダンに世界水泳で学んだことを

大還元セール

行いますか!

出場した選手達も世界の壁を知り

やらなければならないことも明確でしょう

いないと思うけど、もしも出場だけに満足し

鼻が伸びて天狗になっている選手がいれば、

ポキッ!

せかい〜にひ〜とつだ〜けの鼻〜♪

って歌ってやりますよ。

さっ!もう少し、

もう少しだけ

協力隊の残りわずかの期間で

スポーツから世界の平和に繋がるよう

取り組んでまいります!

これが小学生の頃とは違う、

新しい私なりのサインなのかもしれない。

ピース。

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