JICA海外協力隊の世界日記

Officialヨルダンdism

アメリカからの襲来。

SIMカードのパスワードがワカラナイ!

アメリカ訛りの英語で聞かれた。

افتح يا سمسم

(開けゴマ!)

とアラビア語を交え、国内携帯会社の

初期設定の4桁の数字を教えた。

ヨルダンにも慣れたものだなぁ。。

なぜアメリカ!?かと言いますと

水泳大国アメリカ出身のコーチが

ヨルダンの水泳指導に来ているのです。

黒船来航!!

といった所でしょうか

(以下ペリー())はアメリカ国内や

他にも数カ国での指導経験の持ち主。

以前ヨルダンに合宿で訪れたこともあり

ヨルダンの水泳界の向上を目的に再び1人で

ここに戻り、自分を売り出しに来たのです。

なんて行動力だ!

人手的にも知識的にもコーチ不足という事で

ヨルダン水泳連盟も新たな戦力の獲得へ向け

前向きに話し合いを進めているそうだ。

上手くいけば長期契約とのこと。

ペリー()はアメリカという看板、

高い知識や経験値により影響力は抜群!

我々ナショナルチームの選手や

国内クラブチームのコーチ達も質問攻め!

指導にも熱が入り、最初からエンジン全開で

ヨルダン水泳界にダメ出しの連発!!

ここで心配事が2つ。

1つ目、

ペリー(仮)の燃え尽き。

水泳の技術の指導人間性への教育面

思った事をすぐ発言するのはいいけど

やはりペリー(仮)も最初に目につくのは

すでに我々も気づいている足りない部分で

アプローチもし続けているし、成長も感じる。

大きく変われるならとっくに変わっているし

飛ばしすぎも後々しんどくなるのでは~?

2つ目、

ヨルダン人とバチバチ。

ヨルダン人は割とプライドが高い印象なので

最初はいいものの、ペリー(仮)に慣れた頃に

良いように思わない選手やコーチが現れ、

人間関係崩れる恐れがあるのでは~?

とヨルダン歴がペリー(仮)の先輩は思います。

この国でいろんな経験をしたから。(ガチ)

ただ、新しい目が増えるのはいい事。

見えなかった問題や新たなアプローチが

見つかったりするかもしれませんね!

ヨルダン、アメリカ、日本。

お互いを理解し合えばきっと上手くいく!

見つけた成長を分かち合って、

必要ないプライドは互いに捨てちゃおう!

それで言うと

異文化の相互理解」を大事にしている

JICA海外協力隊って素敵だな~。

地域によっては英語が通じるけど、

公用語のアラビア語、それもヨルダン方言。

それを学んでより現地の人々に寄り添って

活動するJICA海外協力隊って素敵だな~。

ゴマスリスリ

イギリス委任統治領だったという背景もあり

英語を喋る人はブリティッシュ英語が主流?

いや、ヨルダン英語??

って印象があるので、慣れない流暢な

ゴリゴリのアメリカ英語が聞き取れず

エ〇の様に赤面した事もあるけど、

目指している方向は間違いなく同じ。

ゴマのような小さな成長の積み重ねから

大きな変化に繋げていこうぜ!ペリー(仮)!

急がずに、だが休まずに。

ちなみにアラビア語でゴマ

سمسم

(simsim シムシム)

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