2024/12/11 Wed
生活
#27 Made in Tanzania
タンザニアに初めて来て驚いたのは、私が思っていた以上に様々な製品が国内で製造されているということです。
例を挙げれば、
日用品(洗剤、ティッシュ、歯ブラシ、歯磨き粉、プラスチック容器)
食品(乳製品、お菓子類、ソーセージ、ベーコン、はちみつ)
家具(ソファ、ベッド、マットレス)
飲料(水、ジュース、エナジードリンク)
アルコール(ビール、ワイン、スピリット)
調味料(油、砂糖、塩、スパイス)
衣類、革靴、サンダル
工業用品(ガラス、鉄(スクラップ))
などなど、ぱっと思いつくものだけでもこれだけあります。(表紙の写真は洗濯用洗剤)
↑タンザニア製の牛乳とポテトチップス
↑スクラップを溶かして鉄を製造する工場
ただ、陳列棚で隣に並ぶ少し価格の高い外国製の製品に比べると、例えば密閉するはずの内蓋が既にはがれていたり、中の液体が漏れてきたり、品質はまだ改善の余地があるものが多い印象です。パッケージを見て隣国のMade in KenyaやMade in South Africaと書いてあるのを見ると、少し安心してしまいます。昔の日本がそうであったように、Made in Tanzaniaの品質も少しずつ良くなっていき、世界に多く輸出される日がいつか来るのかもしれません。
また、家電や車などの精密機器や機械類はまだ外国からの輸入に頼っているのが現状で、こちらでそれらを買うとなると、日本で同じものを買うのと同等またはそれ以上の値段を支払うことになります。彼らの収入からすれば相対的に非常に大きな額です。それでも街に行けば、テレビなどの家電を購入し、バイクの後ろに乗せて帰っていく人々をよく見かけます。少しずつですが、人々の生活も豊かになっているのだろうと実感します。
若者が多く労働力は豊富にあるタンザニアですが、それを受け入れるだけの雇用の受け皿がまだありません。いつかタンザニアでも家電や自動車などすそ野が広く、多くの雇用を生み出す産業が少しずつ成長していくと良いなと思います。
ではまた次回。
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