JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

就職フェアーで?と思ったこと

NEAでは、毎月1回、人材が必要な企業を集めた就職フェアーが開催されます。7月28日の午後、ホテル経営会社と各種ファーストフード経営会社の2社が人材確保のために、就職フェアーにやってきました。2社合わせて、255人の人材募集がありました。この日、就職先を見つけに来た人たちは100名を少し超えました。

通常、まず、ジョブセンターのスタッフによる就職するに必要な心構え、仕事を通して得られる将来設計の大切さをレクチャーします。その後、就職希望者を前にして会社説明と具体的な仕事内容の詳細を伝えます。

就職希望者の中に、2名の僧侶が最前列に座っているのを見て、少し驚きました。彼らも就職希望者?後でスタッフに尋ねたところ、いろいろな情報を集め、自分に向いた職業が見つかれば、僧侶であることを辞め、普通に就職するそうです。そういえば、だいぶ前のことになりますが、ショッピングモールの自動車展示会で、僧侶たちが、新車の写真を撮っているのを見て驚いたときの“場違いではないのかな”という思いと同じでした。僧侶をやめることができると知って合点がいきました。同じように、ムスリムの女性が3名、座っているのも見えました。ハラルフードしか、食べられない彼女たちにとって、ホテル業界やファーストフード業界で就職することは、かなり難しいのではないかと思い、やはり、スタッフに尋ねました。ハラルフード以外の食品を扱う部署に働くわけではないので、それほど仕事を見つけるのに苦労はしていませんと答えてくれました。それに今回の募集職種はデスクワークが多いので、たぶん仕事は見つけられると思いますと付け加えてくれました。

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