JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

日系メディア(新聞)の反響

プノンペン市には、日系月刊新聞がある。無料タウン紙に似ているかもしれない。私は、そこに勤める記者と知り合い、NEAディレクターのインタビュー記事を書いてくれないかともちかけた。2016年の3月になって、編集責任者である日本人の方から、NEAディレクターをインタビューしたいと申し入れがあった。3月中旬にNEAに来られ、インタビューが行われた。その記事は4月号に掲載された。そのとき、無料でコラム欄を差し上げるから、記事を書きませんかと誘っていただいた。これはチャンス、知名度向上に役立つと思い、喜んで引き受けた。

2016年5月号から、毎月NEAのサービス内容-就職説明会、ソフトスキルセミナー、就職前ガイダンス、高校・大学出張キャリアガイダンスーだけでなく、NEAの中心業務であるジョブマッチングについて書き続けた。最近では、人材を提供した企業からの『感謝の声』特集も組んだ。

2017年6月で15回連続で掲載してきた。これだけ続けていると、変わった反響もあり面白い。エピソード① ある日本人の方が、宿泊しているホテルから電話をしてきた。「新聞を読んだのだが、あなたはJICAボランティアをしていると書いてある。私もボランティアをしたいので、どこか紹介してくれないか」

エピソード② ある日本人の方が、新聞を読んで、NEAを訪問したいと電話で言ってきた。「定年退職し、しばらくカンボジアで暮らしたい。年金があるので、生活には困らない。でも、毎日何もしないで暮らすのは退屈だ。履歴書をもってきたので、どこか働き場所を紹介してくれ」エピソード③ この日本人は、カンボジア在暦20年を越える。新聞を読んで、連絡してきた。名刺を見ると、カンボジア陸軍中将、首相付副大臣の肩書きがある。「PKFの一員として海外に派遣されているときは、給料は1200ドル/月。しかし、任務を終わって帰国すると給料は200ドル/月。生活できないので、パートタイムの仕事を紹介して欲しい。履歴書を持参したので、彼女の仕事を探して欲しい。これがうまくいったら、他の兵士の仕事もお願いする」

毎月発行する新聞に必ずNEAの記事が載る。今月号を読まなくても、来月号は目を通す可能性がある。編集責任者からいただいた厚意に報いるために、今月号もしっかりと書き、これからも書き続ける。

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