JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

最後の旅行-カンポット

5月中旬、最後の国内旅行に出かけました。旅行先はカンポット。バスで約3時間、首都プノンペンを南下し、近郊には塩田が広がるのんびりとした小さな町です。フランス植民地時代の建造物が数多く残るカンポットには、欧米系の人たちが、ホテル、レストランを経営し、川沿い区域は、ここはカンボジア?という雰囲気を醸し出している。昔はにぎわったであろうオールドマーケットは営業を辞め、その建物は細かく分割され、カフェやレストランに変わってしまった。このオールドマーケットをぐるりと囲む道沿いにもカフェやレストランが立ち並ぶ。驚くのは、欧米系のカフェやレストラン街から少し離れた川沿いに日本食レストランがあるのを発見したときである。1年前には、カンポットに住む日本人は11名であったそうだが、現在は何名ぐらいになっているのか。久しぶりに立ち寄ってみたら、お店は閉まっていた。家族全員して日本に戻ったそうだ。地味な佇まいだったので、商売にならなかったのであろう。この店を含め、各国料理店はあるが、お洒落な店が少ない。店のインテリア、料理の盛り付けを基準にすれば、合格は2店しかない。今後観光地として発展するのであれば、レストランの質を上げることが先決である。

 せっかく、カンポットまで来たので、足を伸ばして港町ケップまで、カニを食べに出かけた。前回、カンボジア人に教えてもらったように、自分で生きているカニを選び、蒸してもらう。カニをさばくのも、ウェイトレスに頼んだ。自分たちでさばく手間が省け、じっくりとカニ味噌や多く詰まった身を味わうことができ、大満足であった。

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