JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア 新発見!

SENAでの活動

私の所属するSENAの鉱業センターでは2月4日に新学期が始まり、200名の新しい訓練生が入所してきました。オリエンテーションでは私も日本語とスペイン語で自己紹介をさせてもらい、皆さん珍しい日本語に興味津々のようでした。その後センター内ですれ違うと「Handa!」と声をかけてくれたり、私も日本語の挨拶を教えたりして楽しく訓練生と交流しています。

さて、センターも年末年始のひっそりとした雰囲気から一転し活気が出てきました。私の活動内容は炭鉱からの廃水(鉄分を含む酸性水)を化学的に処理して、コロンビアの環境基準を満たす水質にすることですが、こちらも本格的に始動しました。現在は廃水中に鉄分がどの程度含まれているか確認をするために、20才台の同僚2人と現場で水をサンプリングしたり、実験室で機器分析を行っています。実験室では酸、アルカリ、特殊な試薬やガラス器具を使用するので、それらの安全な取り扱い方法や注意点をコメントしながら作業をしています。

この現状調査を行った後、実験室で最適な処理条件を確定し、それを基にパイロット設備を設計・製作、その条件で正しく処理ができることを確認することになります。最終的には本設備を設置し安定的に運転されることを目指しています。私の任期中にどこまで進められるかまだはっきり見えてきていませんが、目標を高く持って活動を進めていきたいと思っています。

【写真1】新入生の初日:出典 SENA Centro Minero

【写真2】サンプリング風景:出典 SENA Centro Minero

【写真3】実験室にて:出典 SENA Centro Minero

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