JICA海外協力隊の世界日記

全てに感謝 in vava'u

ペーパーリサイクリング

先月、いつも通りオフィスに出勤し

なんだか急にペーパークラフトをやってみたくなり

オフィスでやってみました。

日本には分別がたくさんありますが、トンガの分別は3つ。

そもそもトンガ国内でリサイクルができません。

金属類

それ以外

の3つです。

車や機械からでた金属類、缶はGioリサイクルというトンガ唯一のリサイクル業者に持っていきます。

業者がコンテナに圧縮して詰めて、それを船でニュージーランドに送っています。

ババウでは、それ以外のゴミはKalakaというゴミ処分場で埋立しています。

少し話がそれましたが、上記のような状態の上にまだババウ全域にゴミ収集システムもなく

もちろん日本のようなゴミ収集車もなく

町にはゴミがたくさん散らかっているし

ゴミ箱がない学校、教室もたくさんあります

そう、だから私ここに来たんです♪

まだそういった教育がないだけなんです

そこでCSP(Clean School Program 詳しくは追々お伝えしていきます)というFiji Nandiでうまれたプログラムを2015年から本格的にババウに取り入れて

学校への環境教育を行おう!という話が進んでおります。

そのうちの一つにペーパーリサイクリングとかペーパークラフトと呼ばれるものがあり

急にそれを自分でやってみたくなった私は

1人で取り掛かってみました。

そうすると学校帰りの職場の人の子供が興味深々に近づいてきてくれました

基本シャイなトンガ人。子供たちもちょっとシャイ。かわいい。

なかなか一緒にやってくれなかったけど、少しずつ距離が近くなって一緒につくっていました。

作り方は

紙を細かくして

水を加えて

混ぜ合わせるーそしてひたすらモミモミ

30分くらい?置いたら出来上がり。

その待ち時間。更に学校帰りのキッズが集まってきてくれたので

待ってる間に使用済みの紙を使って飛行機作って競争してみたり

正直トンガ語全然わかりませんが、どうにかなる!(笑)

もちろんこれでゴミが減るわけではないけれど

子供たちに、ゴミに触れてほしかった

ゴミも使いようによってはゴミじゃなくなることがあるってことに触れてほしかった

帰り際『明日もやるのー?』って男の子。

『やろっかー』と私。本当に次の日も来てくれてちょっとびっくりした私。ありがとう。

次の日、たまたま前日に来てくれた男の子のお母さんに会って

 『ペーパークラフトどうやって作るの?』って

説明したら

 『だからかー!昨日息子が急にいらない紙集めてっていうからなんでかなーと思ってたのー!』と。

そうそう。そうやって子供が大人に伝えていってくれたら嬉しいな~

なんて思った今日この頃です。

思い立ってやってみることも学びがたくさんあるな~なんて感動。

トンガ語の未熟さ。

あーこういう話から伝えていけばよかった~。

こういうことも伝えてみたらよかったかな~。

などなど

気付かせてくれたキッズたち、そもそも好奇心いっぱいに集まってくれたキッズたち

足りない説明をしてくれたカウンターパート

なんでもやらせてくれる上司

この環境に感謝

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