2020/01/25 Sat
作業療法 子ども 活動 福祉 障がい
#1 自己紹介、配属先紹介
みなさんこんにちは。
作業療法士として派遣されている林あゆみと申します。
ジャマイカに派遣されて約10か月が経ちました。
今回執筆の機会をいただいて、ジャマイカに興味のある方、リハビリ職で派遣を検討されている方、子ども・障害者・CBRなどに興味を持たれている方などへ向けて活動の様子や日々の出来事、そこから考えたことなどをつづっていきたいと思っています。
まずは自己紹介と配属先について。
大阪の総合病院で5年と少し働いたのち、8週間の技術補完研修を経て、ジャマイカのCBRを行うNGOへ派遣されています。
成人、高齢者を対象に治療、在宅復帰支援を行ううちに、病院での関わりやアドバイスが本当に地域生活で役に立っているだろうか、もっと退院したあとの長い人生の方にも目を向けていきたいと地域リハビリに興味を持つようになりました。その縁もあってか、CBR (コミュニティーベースドリハビリテーション)を行う団体に派遣され今に至ります。
CBRと言ってもその地域・国によって展開のされ方は違うようで、私のところではリハビリ職や特別支援教育の専門家からトレーニングを受けたローカルスタッフがセンターと訪問を通じて療育の提供を行っています。ジャマイカではセルフケアの自立していない子は特別支援学校でも受け入れてもらえず、そういった子を受け入れるデイケアのような学校のような役割をしているところです。
対象は18歳までの子どもで自閉症やダウン症、脳性まひの子たちが来ています。今まで日本の臨床でやってきたこと・学んだこととは少し違うのですが、技術補完研修で学ばせてもらったことを参考に、またそこで教えていただいた先生方や協力隊で世界中に派遣されている療法士の友人にも助けてもらってなんとかやっているところです。
作業療法の技術面としてはまだまだですが、子どもたちは今までほとんどリハビリを受けたことがない子たちであること、技術共有の相手のスタッフもまだほとんどリハビリの研修を受けたことのない人たちであることなどもあり、できることはたくさんあると感じています。
長年、国際協力に関わりたいと思っていたので、今機会を与えてもらえて現場で取り組みさせてもらえていることがとても幸せです。たいへんなこともたくさんありますが、子どもたちの笑顔とお母さんたちやスタッフ、地域の人たちのあたたかさに支えられて、日々楽しく活動できています。
写真は毎朝通勤のときに眺める風景。任地マンデビルは少し高地にあり、他の地域より少し涼しく今の季節は朝長袖が必要です。空が広くてきれいだなと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
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