2023/11/07 Tue
活動 生活
# 23 任期満了 - 日本に帰ってきて‐
10月17日、
協力隊としての任務を終え、
2年間お世話になったチュニジア
に別れを告げました。
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ドーハでの乗り継ぎを経て
翌日夜成田空港に到着し、
まず初めに印象に残ったのは、
いくつも並ぶ高層ビルの連続と
慌ただしく移動する
人々の様子でした。
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また、
そんな東京とは対照的に
新幹線の窓から見える景色は、
鮮やかな緑に包まれた里山と
ほんのり赤みがかった山々が
綺麗に調和していて、
日本の秋の美しさに
改めて感動しました。
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9月末から帰国に至るまで
活動の締めくくりと任地引き上げで
目まぐるしく日々が過ぎていたので、
日本へ帰るということを
実感する余裕がなかったものの、
実際に日本に着いて
2週間がたった今、
隊員生活が終わったんだと思うと
ホッと落ち着くと同時に
あの騒がしくも温かい人たちとの
何気ない生活が戻ってこないことへの
寂しさを感じます。
この2年間を振り返ると、
実際の期間以上に長く感じました。
その理由としては、任期中一人で
もやもやと考える時間が
多かったからだと思います。
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新卒隊員として
派遣された私から見て
配属先である環境NGOは
既に経験豊富で
組織として確立されており
彼らにとって自分は必要なのだろうか
といつも不安に感じていたことが
昨日のことのように思い出されます。
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しかしながら、
そんな自分の不安とは裏腹に
配属先の方々はいつも私を
温かく見守ってくれ、
楽しい話をしてくれたり、
私が疲れ気味の時は息抜きに
ドライブに連れて行ってくれるなど
彼らは私を単なる同僚でなく
家族のように接してくれました。
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私が任国を離れる直前には
忙しい中送別会をひらいてくれ、
私が任地を離れた後も、
わざわざ首都チュニスまで
会いに来てくれるなど、
同僚は最後の最後まで
私を気にかけてくれる
愛おしい存在でした。
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思い残したこととしては、
私もそんな彼らをもっと受け入れ、
喜怒哀楽を分かち合うような
関係性を作ることができたら
よかったなと思います。
このように
充実しつつも少し悔いが残った
協力隊としての2年間でしたが、
今後の目標としては、
草の根レベルで地域の人に貢献する
この協力隊経験を活かしながら
自分の言語能力や専門性を伸ばし、
違った視点での国際協力に
関わっていきたいと思います。
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今回をもって、
私の執筆は最後になります。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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