ケニア滞在記(樋口隊員は帰国しました)

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樋口 耕平
新潟県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
ケニア キスムカウンティ・セメサブカウンティ
一言メッセージ
愛知県の高校で7年間勤めた後、協力隊に参加しました。協力隊は人生の目標の1つで、とてもありがたい毎日です。

 

ケニアの国民性!?

2019.07.09

ケニアに限らず、アフリカにいる多くの隊員が気づくことかもしれませんが、現地で生活していると、地元の人から毎日のようにモノをねだられます。

道を歩けば見知らぬ人からお金をくれと言われたり、職場にいても何か買ってくれとよく言われます。
赴任してしばらくすると、私はこのモノをねだられ続けるのが段々嫌になってきました。
外を出歩くことすら億劫になったこともあるほどです。
しかし、嫌々と言っていても、現地の人たち全員を変えることは私には到底できません。
何か良い作戦はないかとしばらく考えていた中、たまたま思いついたのは、
「むしろ私がおねだりしてみよう!」というカウンター作戦でした。
というわけで、試しにいつも野菜を買っている路上のオバちゃんに、
「ねえねえ、私って良いお客さんだから、今日は人参1個多くしてよぉ〜」
と聞いてみました。
そうしたらオバちゃんが「しょうがないなあ。はいよ!」
あっさりくれました。
もう少し試してみようと思い、マンゴーをたくさん持っていた近くの子どもに、
「ねえ、ちょっとちょうだいよ。」
と言ったら、嫌な顔せずに1個くれました。
これだけに限りませんが、ケニアの人々はおねだりをしてくる一方、こちらのおねだりにもかなり寛容に応えてくれます。
彼らのおねだりは決して一方通行ではなかったのです。
基本的に、ケニア人のメンタリティには、大切なモノは分け合うという”シェアの精神”がある気がします。
まあ何でもかんでもあげるわけではないし、何でもかんでもお願いするわけでもありませんが、このシェアの精神が理解できると、ケニア人は本当に接しやすくなります。
このことを以前ケニア人と話していたとき、
「困ったときに助け合うことは大切だし、そもそも聞くのは”タダ”だからね。」
と言ってて、さらになるほどと思いました。
それ以来、私も遠慮なく色んなことを聞いたり、助けてもらったりしています。
日本人の感覚でいえば、かなり”図々しく”なったかもしれません笑
でも、この感覚がケニア人と接するときには役に立つと思っています。
そして私が図々しくなった分、彼らも色んな”くれくれ要求”をしてきます。
「あんたの金でソーラーパネル設置して”くれ”!」
「日本に連れてって”くれ”!ついでに仕事も”くれ”!」
「俺に合いそうな日本人の女、紹介して”くれ”!」
異次元の”くれ”は、華麗にそっと聞き流しています。
ケニアの皆さんは、とても愉快で楽しい人ばかりです。