2018/01/27 Sat
活動
アクション!! さわやかNo,2
ブラジル野球においての世代交代は,夏休み明けの1月末から2月のはじめにかけてが一般的。
(こちらの夏休みは大体12月末〜2月。学校の形態やカリキュラムにより違いはあります。)
他のチームではすでに新チームが始動しているところもありますが,私の所属するチームはこれから。
今年から監督をさせていただけることになり,今はその準備にラストスパートをかけている段階。
どんなチームになるかすでにワクワクしています。
ただ,その準備がなかなかの強者…。
ポルトガル語でのスタッフ間会議。
保護者向けへのポルトガル語でのパワーポイントの作成。
ポルトガル語での各書類の作成等々。
目や耳が少しずつポルトガル語に慣れてきたとはいえ,やっぱり難しい。
あ〜もっと理解できればな…と,努力の必要をひしひしと感じています。
また,準備といっても一番大切なのは,これから共にチームを作る選手のこと。
昨年半年間の活動を踏まえ,どのように子どもの育成の取り掛かっていこうかと,頭の中をグルングルンさせています。
そんな中ふとした時に,立ち返って,“そういえばここはブラジルか。”と思うことがあります。
昨年のこの時期は,自分がブラジルに居てブラジルの子どもたちに対して,『この一年をどう取り組もうか』など考えてもいませんでしたし,想像もしていませんでした。もちろんこんなにもポルトガル語が必要になるなんて。
しかし,現状はブラジルに居て,ポルトガル語漬けの毎日を過ごしている。
なんだか不思議な感じです。
私がJICAを知ったのは大学4年生の頃。
教職課程を取り野球部に所属しながら大学に通っていました。
ある時,電車にかかってあったJICAの広告を目にしました。
こんな道があるのかと思ったのが最初の印象。
その後,体験談や説明会に足を運んで,実際に活動された人の話を聞かせてもらいました。
また,身近な野球部の先輩がJICAに挑戦するという話を聞き,なおさら興味が湧いたのも大きな要因です。
“自分もいつかは世界を見てみたい”“社会科を担当する上で,自分の目で見て感じた本物を伝えることができれば,伝えられる幅が広がるだろうな”と感じていました。
しかし,最初は“感じていただけ”。
当時は,本当にそんなことをする勇気がなかったのも事実で,全て『できたらいいなぁ』ぐらいにしか感じていませんでした。
社会科の授業の中で,日本にはこうして世界に貢献する形があると生徒に紹介し,授業後に話に興味を持ってくれた生徒と自分もいつかチャレンジしてみたいと思っていると話し合ったこともありました。
でも,この時も気持ちはまだ『できたらいいなぁ』と思うだけ。
ただ,昔から一度頭に過ぎったことはなかなかポイッとはできない性格。笑
ふとした時にこのサイトにアクセスしている自分がいました。
世界で活動している人のことを知れば知るほど興味が深くなっていきました。
…もうここまできたら行こか!やってみよか!です。
JICAに挑戦することで,将来が自分の思っている通りに行くのか?
いやいやそんなの何も分かりません。
日本での毎日を全うすることで得ることの方が多い可能性だって高い。
実際,数年間働いた中で良い出会いもあったし,生徒からもたくさん学ばせてもらっていたのも事実。
この先どうなるかなんて未知数…。
でも,ここはアクションを起こす時だと感じました。
やらん後悔よりはやる後悔!挑戦できることは挑戦できるうちに!見えないところへ行くことで,新しい何かが見えてくるだろう!と思い,応募することにしました。
その後,ここに至るまでにもたくさんの人にいろんな言葉をもらいました。
またこの件があったからこそ,会えた人,聞けた話もありました。
結果,自分だけでなく多くの人の支えで今このブラジルにいます。
それだけでももう感謝いっぱいです。
でも,ここからが本当の正念場。
まだまだ現地の言葉を使いこなしているわけでもないし,文化を全て理解できたわけでもない。
この半年間の生活で分かったことなんて全体のほんのひとつまみです。
広告のように『世界を変える』とまでは言えませんが,自分が関わることで,誰かの心に何かが残れば,来た意味はあるのかななんて思います。
チームの中の一人にでも何かが響けばきっとOK。
とにかく今できることを全力でするだけ。
さぁ新チーム,頭で考えるだけでなく,アクションを起こすことで何かが動くと信じて,とにかく思いつくままにやってみます!!!
またチームの情報更新します!!
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