JICA海外協力隊の世界日記

ジャマイカ×水泳×パラリンピック

その長い髪、どうしてますか?

2年間常夏を過ごし、暑さには強くなった私。

そんな人が寒暖差30度以上のところに行くとどうなるのか。

答えは言うまでもありません。

こんにちは、着いて約3日で風邪を引き、結局一週間寝込みました、本間です。

ジャマイカの冬は日本の春の暑い日ぐらい、普通に初夏程度の気温があるので、基本年中半袖。

到底寒さの耐性がつくことはなく、逆に寒い国からジャマイカに来た人は暑すぎて体調を崩すことも多いかも。

観光等で来られる方はお気をつけください。

さて、今回はまたまた髪の毛のお話。

2年の歳月をかけ肩甲骨を超える程までに伸び、塩素に強い日差し、編み込みによる強烈な引っ張りにも耐え抜いてきた私の髪の毛。

これをついに切る日が来ました。

隊員にも同じように長髪になった方が意外と多いのではないかと思いますが、

その髪の毛、まさかそのまま捨てたりしないですよね…??

私はジャマイカ人からカツラを作るために売ってほしいと言われることは多かったのですが、せっかくならただ美容のために使ってもらうのではなく、もうちょっとボランティア寄りに活用してもらおうと思い、日本に戻ってからあることをすることにしました。

その名も…

ヘアドネーション!!

まんまですねぇ…笑

100%寄付された髪の毛で作った医療用ウィッグを、頭髪の悩みを持つ18歳以下の子供たちに無償でプレゼントするというもの。


Japan Hair Donation & Charity(JHDAC)という特定非営利活動法人がやっていて、31cm以上あれば寄付できます。

人生でこんなに伸ばす機会はないと思い単純に自分の欲のために伸ばしていたのですが、2年目にこのような団体の存在を知ってからはこれに向けてひたすら髪の毛を伸ばしました。

そして、長そうなところを適当に一本測定。

…45㎝。

余裕で規定の長さを普通に寄付できる程になっていたのでバッサリ。

編み込みの度に髪の毛ごっそり抜けてたので薄くなってると思っていましたが、思いの外健在していて安心!笑


美容師さんによると、ウィッグ1つを作るのに30人分程の寄付が必要になるみたいです。

見た目は、私1人の頭から出た量でもいけるんじゃない…?笑

しかしここから、45㎝だったり35㎝程だったりバラバラの長さの髪たちがさらにそれぞれまとめられ、髪質などでも分類されていくことになります。

ということで、多くの方からの寄付が必要になるみたいですね。

自画自賛ですが、量だけ見たらだいぶ貢献できたかと思います。

ブログで紹介するつもりでいたので今回は、

あなたの髪の毛は寄付後にしっかりと使われますよー!

というようなお礼状の申請をしてみました。

無事に活用されていくみたいで良かったです。

最近は、ヘアドネーションに協賛する美容室が増えているようで、寄付の手続きもスムーズになってきているみたいですね。

私は染めたりパーマかけたり等を何もしてないバージンヘアでしたが、長さがあればとりあえず寄付可能らしいです。

バッサリ切る機会がある方は捨ててしまうぐらいなら是非、活用してみてはどうでしょうか。

寒い時期にすると風邪を引いて1週間近く寝込むことになるかも知れないので、暖かい時期にすることをオススメします。

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