2015/12/12 Sat
活動
ブータン柔道ジャーニー in シンガポール①
ブータンの柔道は始まってまだ5年と歴史が浅いのですが、柔道協会は「ブータンの若者たちに柔道を通してさまざまなチャンスを得てもらいたい、さらにはそれを下の世代に繋いでいってほしい」という長期的な、そして壮大な目標の実現に向けて少しずつ歩みを進めています。そのために国内外の支援者とともに積極的な広報活動にも取り組んでいて、この世界日記での情報発信もその一つですが、Judo Journeys という英語のサイトもつくっています。
前回の記事で紹介したブータンに届いた「畳」も、畳そのものの提供や保管・梱包・発送は日本で行なっていただきましたが、配送のコストについてはオーストリアからのサポートを受けて実現しました。つまり、日本と他国からの支援がうまく協働して実現することのできたプロジェクトでした。
そして次に Judo Journeys を通して飛び込んできた話がシンガポール遠征です。シンガポールで Jagsport という団体を主宰している方から、「2015 Jagsport Invitation Championship」という大会に参加しないかというお話をいただき、先月の中旬に生徒4人を連れて行ってきました。
4月に行なった初の国外遠征・ネパールへはバスを乗り継ぎインドを経由して行きましたので、4人の生徒たちにとっては初めての飛行機です。ブータンには5階建て以上の高い建物はありませんし(法律によって決まっています)、山道が多く、スピードの出せるまっすぐな道もあまりありません。つまり、彼らにとって初めての飛行機は、私の想像以上に恐ろしく、興奮するものだったようで、こわごわと窓の外の遠ざかっていくブータンの風景を見ながら、「ざいー!」(感嘆などを表す時に用いられる言葉)を繰り返していました。
この写真は、コイン式の自動マッサージ機を試してみた時の様子。笑いが止まりません。次回は、試合の結果や様子をお伝えしたいと思います。
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