JICA海外協力隊の世界日記

がんばれ!ブータン柔道KIDS

日本からブータンへ畳が到着!

これまで、ブータンの私たちの道場では畳を模したインド製のマットが使われていました。柔道用の畳と比較すると柔らかく、初心者やマット運動には適しているのですが、体重を移動した際の体の沈み方(もしくは反発の具合)が違います。将来、国際大会で活躍できる選手を育成することを考えると、柔道用畳の導入はひとつの大きな課題でした。

そこで中古の畳を探していたところ、ネパールの柔道を支援している友人から東京都練馬区にある「豆蔵柔道クラブ」さんに道場リニューアルの際に不要となった畳がある、との連絡を受けました。輸送費の問題等もありブータンへの到着はだいぶ遅くなってしまいましたが、半分ずつをネパールとブータンへと分けていただきました。(ネパールの道場は、私たちと深い交流のあるカトマンズCWCNです。)

東京を船で出発してインドのコルカタで陸揚げ、そこから陸路でブータンへ、約一ヶ月半で私たちのもとに畳が届きました。国外に遠征に行ったことのある一部の生徒を除くと、初めて畳を見る子どもたちがほとんどですので、とても嬉しそうにしていて、いつまでもその見た目や感触、においを確かめていました。

畳の寄附、保管、梱包、輸送には、「豆蔵柔道クラブ」の横田先生、森田畳店の森田様、アイクラフトJPN株式会社の田口様にご尽力いただきました。

今後、ブータンで何十年も使われて、柔道の普及に大いに役立っていくと思います。本当にありがとうございました。

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