JICA海外協力隊の世界日記

がんばれ!ブータン柔道KIDS

オリンピック選手、来たる!

2月の初め、Sabrina Filzmoser選手がブータンに来てくれました。

世界各地の道場を巡り、そこで出会う人たちとの繋がりを大切にしているサブリナ。今回も、ネパール、ブータン、シンガポールを訪れ、一旦母国に戻った後、現在は日本に滞在しているそうです。

今回は、二年ぶり、二回目のブータン訪問。特に柔道途上国、ブータンのことは自分の事のように気にかけてくれていて、中古ではなかなか手に入らない子ども用の柔道着を持ってきてくれたり、離れた後もメールでさまざまなアドバイスや提案を送ってくれたりしています。

そんなサブリナのもう一つの顔(というより本職)は、オーストリア代表選手。北京・ロンドンオリンピックに出場し、私と同じ三十代半ばでありながら、現在もその階級でIJF(国際柔道連盟)ランキング5位をキープしている努力の人です。ブータン滞在中も、厳しいトレーニングを一日も欠かしていませんでした。

ひたむきに努力する姿勢と誰からも慕われる人柄。サブリナは、柔道以外にもたくさんのことを私たちに残していってくれた気がします。世界一小さいブータンの柔道には、こんな心強い相棒がいるのです。

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