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ジャンボー！！（公用語のスワヒリ語で「こんにちは！」）
ケニアで活動中の伊治です。


前回の投稿からだいぶ時間が開いてしまいました。ケニアでの生活も残り50日を切ろうとしています。


任期を満了して日本に帰国される先輩方の表情はとても晴れ晴れしていて、けれど次のキャリアに向けて歩み始めている姿はとても逞しく眩しいです。私も50日後にはこんな表情をしているのだろうか？とふと思います。

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さて、最近は他の任地に住むケニア隊員が、私の任地ケリチョを訪ねてきてくれる機会が増えました。おそらくケニアに限らず、国内の隊員の任地を訪問するのは協力隊員によくあることだと思います。気候も民族も違う場所を訪れることで、任地との比較をしたり、自身の活動に繋がる新たなアイディアやヒントを得られる貴重なチャンスでもあるのです！


今回は総勢5名のケニア隊員が任地ケリチョに来てくれました。訪問先にはバナナ農家さんとアボカド農家さんを選びました。


１日目：バナナ農家さん

この地域でも名の知れたバナナ栽培農家で、自宅には約300本のバナナの木を植えています。隊員活動では、この農家さんとバナナマンダジ（マンダジとは揚げパンに似た食べ物で、生地にマッシュしたバナナを混ぜる）を定期生産・販売しています。販売実績は20回以上。リピーターも増え、収入向上も少しずつ実現できています。


隊員にはバナナマンダジ作りとマーケットでの販売に同行してもらいました。お砂糖の代わりにバナナの甘さを活かしたマンダジは隊員にも好評でした。またマーケットでの販売も好調で普段よりも売れ行きがよかったです。普段なかなか見ることのないムズング（スワヒリ語で「白人」の意味）が売っていると興味を持つ人が多いのかもしれません。


（農家さんの家のキッチンで、マンダジを調理しました。今日のかまど担当は奥さん。使い方を一から教えてくれています）


２日目：アボカド農家さん

農家さんといっても、家畜の飼料販売やアボカド買取業を経営する方のお店に行きました。この農家さんとはアボカドソープを生産・販売しています。


隊員にもソープ作りを手伝ってもらいました！マッシュしたアボカドを濾し、少し天日干しにして水分を飛ばします。そこにココナッツオイルなどの材料を加えて混ぜるだけ。最後に型に流し込み、固まるまでの約１週間そのままで保管します。


なかなか自分でソープを作る経験がなかった隊員にとって新鮮な経験だったようで、楽しみながら一緒に作ってくれました！


（アボカドを濾す作業。近所の子どもも興味津々です）



（道端での作業風景。自然と見物人が集まってきます）

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今回訪問してくれた隊員のなかには、私と同様、農業事務所に配属され、農家の収入向上に取り組む隊員もいました。特にコミュニティ開発職種の場合、自力で活動対象者を探すところから活動が始まります。そういった意味でも、私の活動を見学したことで「活動に対する考え方や取り組み方のヒントをもらえた」といったコメントをもらいました。


今までは、農家さんのため自分の経験のために隊員活動に取り組んできましたが、その思いや活動が、後輩隊員にも伝わるものがあったようで嬉しく思います。


任期残り50日も悔いなく楽しみたいと思います！今回も読んでいただきありがとうございました。


今回の投稿はここまで。
それでは、また。
コンゴイ！（現地語キプシギス語で「ありがとう！」）