JICA海外協力隊の世界日記

Malo!~常夏の楽園サモア日記~

White Sunday

今日はWhite Sunday(子どもの日)でした。母の日、父の日と共に大切な日。なぜホワイトサンデーと呼ばれるかというと、写真のように子どもたちが白い服を着て教会に行くから。普段から教会に行くときは白い服を着ていますが、今日のために買ってもらった真新しい服を着て行きます。サモアの最初のホワートサンデーは1898年に始まったそうで、今年で117年も続いてるとても大事な行事です。

子どもたちは学校が終わったらすぐに教会に行って歌や踊り、劇などの出し物の練習をしなければいけないため、先週は学校が早く終わっていました。特に金曜日は街に買い出しに行かなければならないため午前中で下校。街は服やプレゼント、食べ物の買い出しをする人で溢れかえっていました。首都から自分の島へ帰るバスもフェリーも超満員でした。

今日は朝9時から教会へ。教会に着くと既にたくさんの子どもたちが集まっていました。牧師のお話の後は子どもたちの出し物。まずは小学校に入る前(4歳まで)の小さな子どもたち。一人一人前に出て自分の名前や練習してきた言葉をスピーチするのですが、緊張して固まってしまう子、言葉を忘れてしまう子、大きな声で叫びすぎて何を言っているのか分からない子・・・ハプニングは多かったですが、その様子がまた可愛らしかったです。

その後は、小学校1・2年生、3~5年生、6~8年生、9年生以上のグループに分かれて練習してきた出し物を披露。一番上のグループには見るからに大人じゃないのかという人もいましたが、結婚して親になるまでは子どもだそうです。ちなみにサモアの成人は21歳から。午後からも教会の時間があるので午前中の出し物は短めに終了しました。

家に帰り、ご飯とアイスクリームを食べ休憩。午後の教会は16時から始まりました。夕方は本格的な出し物がたくさんありました。聖書に関する劇、ダンス、歌。毎日練習してきた成果を披露してくれました。

写真が本当に大好きなサモアの人々。カメラを持っていたら「写真撮って!!」と必ず言われます。今日も何枚撮ったことか。そしてカメラを向けると満面の笑みでポーズを決めてくれます。

年上の人やお客様優先文化のサモア。しかし今日だけは子ども優先。食事も一番最初です。どんなに人数が多くても、同じように愛され大切にされているということを感じることができる素敵な日です。

今日のための準備で忙しかった分、明日は祝日。店もほとんど閉まっており、家族と家でのんびり過ごす日です。そしてまた火曜日から頑張っていきましょう!

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