JICA海外協力隊の世界日記

Haruka Matata

Paroってます

10月19日から11月17日までparoでした。

Paroというのはストライキの事で、私が働いている病院は国立で、今回のストライキは国家公務員が昇給をめぐり、ストライキを行ったものでした。

写真は近くの公立の学校。同じくparo中。(病院の正面からの写真を撮り忘れたので…)

ストライキで具体的に何をするかというと、仕事をしないということ。

病院には通常通り8時に来ますが、会議のみで何もしません。

2日間くらい街中を叫びながら歩いたけど、30分くらいで、田舎で人もたくさんおらず、遊びのような雰囲気が漂っていました。

基本はみんな病院に来ていて、暇を持て余す状況。

(私はちょうどこの期間かなり体調悪く、休ませてもらえたのでよかったが。)

日本では国家公務員のストライキは禁止されており、一般的にもあまり馴染みがなく、どんなものか体験できたのはよかったかな…

でも病院なので患者さんは怒らないのかな~ということがどうも気になって仕方なかったです。

一応救急外来のみは通常業務で、薬局と粉ミルクの受け渡しは時間を限定して行っていました。

私の働くCESFAMは国立の診療所で、その成果として患者さんをどれだけ診療したかという目標数が課せられます。

ストライキが起こったため診療ができず、目標数が滞るという事態。

結果歯科チームは独自に後半の日程は診療していました。

給料は上げて欲しいけど、目標数を達成しないとそれはそれで後々に響く。

(詳しくは知らないが、ボーナスがなかったり昇給されなかったりするらしい。)

最後の日にはモネダ宮殿(大統領の邸宅)に生卵を投げ入れるなどの行為があったものの結局、国との交渉はこじれ、昇給は思うようにいかず終幕。

病院でストライキをするのは結果として、患者さんに最も迷惑がかかるし、実質国に金を払っているのも患者さんで、もっといい方法はないのかと。

私から見ると、給料はどうかわからないけど、8時から5時できっちり終わり、バケーションは3週間くらいでも取れるこの環境がうらやましいのだけれど…

こちらにはこちらの事情があるし、お給料はいくらか知らないので何とも言えません。

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