2017/11/30 Thu
生活
冬になると・・・
Xin chào!(シンチャオ)
こんにちは、ベトナム・ハノイから稲元です。
ベトナム南部は雨季と乾季の二季しかありませんが、
北部のハノイには四季があります。
ハノイはこの頃、気温が15度を下回る日もあり、
ダウンジャケットが必要になるくらい寒くなることがありました。
と思ったら、今週は長袖だと汗ばむ陽気。
現在の気温は27度です。
しかし、着実に冬が近づいているようで、
市場には冬の食材が徐々に出てきました。
ベトナム北部を代表する冬の食材の一つが・・・
上の写真の豚肉のつくねの中に入っています。
去年の冬、大家さんがニヤニヤしながら紹介してくれたあの食材。
今年もその季節がやってきました。
先日、協力隊仲間の大家さんが作ってくれました。
高たんぱく質で栄養価値が高く、
価格は1キログラムあたり50万ドン(約2,500円)と
なかなか高価な食材です。
食べるとやわらかくとろっとして美味しいです。
焼き白子のような・・・・味。
ただ、その容姿はかなり衝撃的なのです。
見た後に口にするのはなかなか勇気がいります。
では、その正体をお見せしますね。
虫嫌いの方は閲覧注意です。


ベトナム名ではrươi(ズオイ)、日本語だと「ゴカイ」というそうです。
そう、釣りの餌。
色とりどりで綺麗なので、しげしげと見てしまうのですが、
鳥肌が立ちます。
でも、ベトナム人から「高いんだから食べなきゃもったいない!」と言われると、
食べずにはいられない貧乏性な私です。
日本は四季を愛で、旬の食材を味わう食文化がありますね。
ゲテモノはちょっと身構えますが、
外国にいても、季節の移ろいを感じ、旬を味わえるのは嬉しいものです。
とはいえ、ハノイ出身の20代の同僚4人に聞いてみると、
「食べたことなぁい。ちょっと気持悪い。」との返事。
この食材、都会の若者は食わず嫌いが多いのかもしれません。
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