JICA海外協力隊の世界日記

井上幸一のクルシェヒル滞在日記

トルコのヘソ-クルシェヒル!? ヘェ~そう?


まずは自己紹介と行きます。私、団塊の世代に遅れること1年の昭和25年秋に九州は佐賀の北方という鄙びた町で産湯をつかい、18の年までさびれた炭鉱と水田しかない自然豊かな環境に育まれた後花の都の学校を目指しました。以来40有余年、今の川崎に居を移して約30年となる典型的な地方出身者です。家族は今回トルコへ随伴(お目付け役?)のwifeと娘二人の圧倒的な女系家族です。仕事の方は、何とか留め置きを免れて学業を終えた後とある旅行会社に入り、数年前に40年近い宮仕えに終止符を打ちました。が、その後のサンデー毎日の生活にもすぐに飽き、今回図らずもSVとしてトルコはクルシェヒル県の観光振興のお手伝いに赴くこととなった次第です。                 では、任地のクルシェヒルのことを簡単に紹介します。トルコの首都アンカラから南に190km、世界遺産カッパドキアの中心ネブシェヒルから北に100kmと、トルコのほぼ中央に位置して文化的にはカッパドキア地方に含まれ、農業が主要産業である人口22万人程の小さな県で、その中心地クルシェヒル市に人口の半数以上が集中しています市内に住む日本人は我々夫婦のみで(青年協力隊やSVの皆さんにはさして珍しくはないですね)、日本人旅行者にはほとんど馴染みの無いのどかな地方都市です(実は、意外と日本との所縁も深いのですが、そこいらはオイオイ紹介していくことにします)。そんなエアーポケットのような地方の街の観光振興に悪戦苦闘(楽チン不動?)の日々を過ごしております。

・友朋遠方より来る。亦楽しからず乎!                                                                                                               日本からの来訪者をまず日本人を目することの無い我がクルシェヒルに珍客がありました。先日18日、25年度3次隊として二本松訓練所の同じ班で苦楽を共にした青年協力隊の織田智子さんが任地のヨルダンからイスタンブールマラソン出走の疲れも物ともせずに遠路はるばる我が家を訪ねてくれました。しかも私の誕生日に向けて班のメンバー各位のコメント付き写真を持参して。1班のみんな、有難う!彼女は1泊2日の短い滞在ではありましたが、同期の固い絆と温かさ、有難さをしみじみと感じる嬉しいひと時でした。また、”大した観光目玉も無くてねぇ~”と愚痴る私に、”いえいえ、結構楽しいところも有りですよ、クルシェヒルは。”と優しい労りの声をかけてくれました。写真はその時に案内した市営の郷土料理レストランでの食事や付属する80年程昔の邸宅の一室でのトルココーヒーの憩いのひと時のスナップです。トルコと言えば、とにかく"チャイ”ですが、小ぶりのカップで飲むドロリとしたトルココーヒーも結構イケますよ。占いも出来ますし。

というわけで、楽屋落ちのような大して面白くも無いブログのデビューとなりましたが、次回以降は何とか皆さんの鋭い感性に堪えられるような内容の展開に頑張りたいと思いますので、今後暫しのお付き合いをお願いして、まずはお開きにしたいと思います。


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