JICA海外協力隊の世界日記

さん!サン!SUN! ~アフリカのマラウイからのお便り~

phunziru 〜ある日の授業〜

Muli bwanji?こんにちは。
今日はとある日の授業の話をしたいと思います。
ある木曜日(曜日に意味はないと思いますが)いつもどおり学校に行くと、教室の前になんだか大量の木の枝が。
そして教室のすみにはいつもはない大量の荷物が。
なにかあるのか?!と思っているとなんと家庭科の調理実習でした。
10時スタートです。

8人くらいのグループで気がついたらいたるところで火が完成しています。
木が足りなければ集めてくる。
石もレンガも大活用。
あっという間に家庭科室のできあがりでした。
もちろん水は井戸からくんで大きめのバケツに入れて運んできます。
手際よく持ってきた食材をナイフを使って刻んでいるかと思えばバナナをかき混ぜケーキづくり。
メニューはチグム(マラウイのケーキ)、野菜、パスタ、お米が必須だったようです。
それぞれ持ってきたものは若干違いますが仕上げていきます。

まもなく終盤にさしかかり、その日まだマラウイのソウルフード「シマ」を見ていなかった私は

なるほど〜。シマはみんな作れるのが当たり前だから今日は作らないんだな。

とのんきに思っていました。
が、そんなことはありませんでした。

最後はどこに隠していたのか本当に謎ですが、シマ粉が出てきてしっかりシマを作っていました。
できた料理は先生たちのもとに持ってきて、味見?をして加点になるようです。
そして子どもたちは仲良く分けてお持ち帰りしたようです。
生きるチカラを感じた1日でした。
そしてとっても楽しそうな実技の授業。
やっぱり大事だなあと改めて感じた1日でした。

ではまたTionana!

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