JICA海外協力隊の世界日記

アマゾンに暮らす

活動報告(3ヶ月~半年)

3ヶ月くらい経った頃から、活動にも生活にも慣れてきて、段々と自分のリズムというのが出来上がってくるのかなと思います。私の場合は、最初の3ヶ月で得た情報を元に、日本マーケット向けのプロモーション活動を開始しました。まず、日本マーケットのニーズの把握に努め、そのニーズと合致しているであろうパッケージ・ツアーを、地元の旅行会社と共に作り、そしてそれを首都キトの旅行会社と協力し、日本の会社に売り込みました。残念ながら、まだ成約には至っていませんが、集客に繋がることを願い、現在は日本の会社からのフィードバックを待っている段階です。

同時に、ペルーでの在外研修に参加したのもこの時期です。これは、ペルーのJICA事務所が主催する、青年海外協力隊員及びそのカウンターパートを対象にした研修で、4日間の日程で、ペルーの首都リマ及びパラカス国立公園で行われました。研修のテーマはインタープリテーション。インタープリテーションはエコツーリズムの世界では頻繁に聞かれる言葉で、実際に自然と触れ合いながら行う、実践的な環境教育の手法と言うことができるかもしれません。そのインタープリテーションの中心となるのが、インタープリター(ガイド)で、自然のメッセージを参加者に伝えるという重要な役目を持っています。

当地では、他の多くの観光地も同じかもしれませんが、観光というと、収入の向上や仕事の増加といった観光の持つ経済的な側面が大きくクローズアップされがちです。しかし、この研修で、観光を通した環境保護や自然保護という考え方を参加者が学ぶことができ、私もカウンターパートも、学んだことは多かったと思います。今後は、地域住民へのワークショップ等の開催を通じ、観光のもたらす環境面での恩恵をパスタサ県に届けることができるよう、活動していきたいと考えています。

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