JICA海外協力隊の世界日記

アマゾンに暮らす

シュアル民族の村へ

プーヨからバスで3時間程度の所にある、とあるシュアル民族の村。観光を村興しに取り入れたいという事で、2泊3日で視察に行ってきました。写真の通り、周囲をアマゾンのジャングルで囲まれた、自然豊かでのんびりとした町です。

現時点では観光客向けの施設は一切なく、トイレはそこらへんで、シャワーも川で水浴びを、というスタイルです。従って、一般の旅行者には少々厳しいかもしれません。ただ、その何もないところが、この村の魅力なのかもしれません。アマゾンの自然と伝統的な知識によって育まれるシュアルの暮らしを体験することができます。石鹸も100%天然素材です。木の根っこを砕き、それを使って頭と体をゴシゴシ洗います。これで4日はもつんだとか…。

残念ながら、シュアル文化はかなり厳しい状況に置かれていると言わざるを得ないでしょう。シュワル語の話者はどんどん減っており、既に、シュワル語を話せない子ども達も多いそうです。この日は、町中に住む孫が訪ねて来たので、お祖父さんが手作りのアクセサリーをプレゼントし、ダンスの稽古をつけていました。難しいのかもしれませんが、こうやって少しずつでも、文化が伝わっていけばいいな、と感じた一日でした。

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