JICA海外協力隊の世界日記

いっしー先生のワンダフルだより

ありがとう、ルワンダ!

Muraho! こんにちは!

私は3月下旬に任期を終え、日本に帰国しました。

4月からは埼玉県内の中学校に勤務をしています。

最後の記事となる今回は帰国までの様子と、帰国後の自分自身の変化をまとめたいと思います。

ルワンダ生活のラストスパートは、配属先での最終報告会、ルワンダの外務省や日本国大使館への表敬訪問など大忙しの1ヶ月でした。

お別れラッシュの中でも、特に印象的だったのが活動先である学校で子供たちや同僚に「ありがとうパーティー」を開いてもらったことです。

私の最終出勤日、まずは放課後に同僚が全員集まってパーティーが行われ、一人一人からプレゼントと感謝の言葉を贈ってもらいました。一緒に図工の授業を行ってきた同僚からは、手作りの感謝状をプレゼントしてもらい、思わず涙がこみ上げました。

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その後、校門にはたくさんの子供たちがお別れを伝えるために集まってくれていました。

この日のために、日本語とキニアルワンダ語(現地語)で「ありがとう/Murakoze!」と書かれたシールを作成し、一人一人に手渡しながら感謝の気持ちを伝えることができました。

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このシールは町の中心部にある印刷屋さんで大量に作成してもらい、学校の子供たち以外にも近所でお世話になった仕立て屋さんやJICAルワンダ事務所のドライバーさんなどにもプレゼントをしました。

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そしていよいよ帰国の日。

今までお世話になったセキュリティガードと背格好がほとんど同じだったため、私が着ていた服や靴をプレゼントすると、とても喜んでくれました。

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その後、自宅を出発する際にはルワンダの雨季の洗礼を受け、土砂降り。

それでも空港へ着くとすぐに雨が上がり、出国ゲート付近には多くのルワンダ隊員と同僚が集まってくれていました。

2021年度1次隊がルワンダへ到着したときには9名ほどだったルワンダ隊員の数も、この時は約50名。一瞬に感じた協力隊生活でしたが、このような変化を見ると自分がルワンダで過ごした時の流れを感じます。

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6名の同期をルワンダに残し、現職教員である2名で帰国の途に着きました。

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お見送りに来てくれた隊員と別れるまでは一向に止まらなかった涙も、飛行機に乗ってしまえばすぐに止まって一気に気持ちは帰国モード!

経由地であるエチオピアでおいしいフルーツを食べ、タイでは古式マッサージや美味しいアジア料理を堪能して10時間の待ち時間を過ごしました。

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そして、ついに日本到着。

無事に!・・・と言いたいところでしたが1つロストバゲージ。立ち尽くしている私に空港スタッフの方が素早く対応してくださり、日本のホスピタリティに早速感動した瞬間でした。

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今、帰国して3ヶ月ほどが経ちました。

教壇に立って子供たちにルワンダの話をすることもありますが、正直、協力隊員としてルワンダで生活していたことがまだ夢のようです。思い返せば成果や課題はあっても、本当にあっという間の1年8ヶ月でした。

一方、今でもSNSを通してルワンダからメッセージが届くと、「私はルワンダで生活をしていたのだ。」と実感することができます。また、そのように現地の人と繋がり続けられていることに喜びも感じています。

今後もこの世界日記を通して、少しでも協力隊やルワンダの人々の魅力が伝われば、協力隊OVとして幸せです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

いつか、世界のどこかでお会いしましょう♪

JICA海外協力隊2021年度1次隊

石井 理紗子 (ルワンダ・小学校教育)

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