JICA海外協力隊の世界日記

伊藤 有信のメキシコ滞在日記

こんにちは、お久しぶりです!

皆さん、お久しぶりです!本来であれば、任期が過ぎているのですが、周りの皆さんのご支援で半年間の延長になりました。世界日記の投稿については、今回が最後になります。今までは、食べ物とかの紹介が中心でしたが、ラストは私の卓球活動について簡単に、ご紹介させていただきます。写真①は、派遣先大学の卓球活動の写真です。学生たちは日本の文化、習慣が違い戸惑うことが多いのですが、とてもまじめで一生懸命に練習をします。練習でのびっくりエピソードをひとつ紹介します。なんと練習中に左手にリンゴを持って食べながら練習したりします。もちろん、今は、食べ物、音楽、携帯電話を禁止していますよ(笑)。派遣先の学生たちは、卓球台3台で定員12人と多いのですが、熱心に楽しく活動しています。主な練習の流れはラジオ体操、素振り、基本応用練習です。大事にしていることは、目標を持って練習をすることです。写真は多球練習をしているところです。できたら、皆さんに動画でお見せしたいくらいです。

時々、私の住んでいるメキシコ州ホコティトラン市を離れ、ベラクルス州オメアルカ市、ユカタン州メリダ市などでも活動をしています。特に、オメアルカ市では、障がいのある人たちも卓球の楽しさを実感してもらおうと数回実施しました。いろんな難しさもありますが、練習後の「今度いつ来るの」とか「楽しかったです」と言ってもらえることや活動中の笑顔が何よりの明日へのパワーになります。これは練習終了後の活動してくれた子どもたちやご家族の皆さんの集合写真です。本当にステキな笑顔がいっぱいでしょ。

その他にも月に数回、メキシコシティにある障がいのある人たちのスポーツ強化施設のCONADEに行っています。パラリンピック出場を目指す、卓球の強化選手たちの技術支援のためです。先月、とても嬉しいことがありました。それは、そこで練習を一緒にしている3人の選手たちがパンアメリカン大会リマ大会で金メダルを受賞できました。この大会の優勝者だけが東京パラリンピックに出場できるのです。大会前から、選手たちと私の合言葉は「東京パラリンピックで会いましょう」でしたから、彼らとCONADEで再会した時はお互いに抱き合って泣いてしまいました。彼らはそれぞれ、進行する病気を抱えている選手、家族と離れて歯を食いしばって練習している選手、私には想像をはるかにこえた苦しみや辛さの中で、練習に取り組んでいます。人目もはばからず、おめでとうーと何度も叫びました。写真は3人の受賞選手のひとりです。私は、2020年パラリンピック、メキシコの卓球選手はもとより、メキシコ選手団全員を応援したいと思います。日本の皆さん、是非メキシコ選手たちを応援し、声援を送ってください。「ビバ メヒコ」です。来週、私帰国しますが、私の拙い記事でも、読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。心から感謝申し上げます。次の後任者に私の夢を託します。

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