JICA海外協力隊の世界日記

ラグビー隊員がインドで瞑想(迷走)日記

カウンターパート日本旅行記④

(写真:山中湖と富士山)

5日目(静岡県)
玄関を出ると富士山が見える宿で、床に敷くタイプの布団を初体験。部屋も広く、この宿が一番のお気に入りになった模様。

朝から忍野八海で観光。奇麗な水よりもインスタ映え写真スポットを探す現代っ子。
インド人全体に言えることで、基本的に景色だけを写真に収めることが無い。
なぜかと聞いたら、どこかに行ったという証明で自分が必ず入るらしい。
また、人から羨ましがられるのも快感な模様(多分個人差あり)。
お土産屋さんでキーホルダー爆買い。
キーホルダーだけで2万円超え。
知り合いが多ければ多いほどお土産の量も増える。
しかも全部違う種類で他の人と被らないようにする。
モノを受け取った人が特別感を感じられるから。
人にモノをあげる文化が根付いているのを感じる。

その後、山中湖に行って、丘の上から富士山と山中湖を一望。
そこでも景色だけの写真は撮らない。誰かがフレームの中に必ずポージング。
その場にいた日本人と適度にコミュニケーションを交わしながら写真撮影。
ポルシェに乗ってドライブに来ていた方に話しかけ、ポルシェを自分のモノかのように写真を撮る。
その写真をSNSにアップすることで、皆からの注目を集める。
自己アピールのやり方が自分には思いつかないようなモノばかりで勉強になる。

(写真:静岡聖光学院の練習風景)

そのまま静岡聖光学院へ。学校見学と日本最高峰のラグビー設備を見学。
設備もさることながら、それ以外で驚いていたこと一覧:
選手のバッグやウォーターボトルが奇麗に整頓。
グラウンド入ったらダッシュで移動。
来訪客には立ち止まって挨拶。
全体練習前には自主練ポジション練習。
40分と短い時間しかない中で集中して練習。
15分間で10種目の練習。
練習でも本気のタックル。
練習前と練習中の集中力の違い。

独自の形の練習を見て、私自身も刺激になった。
その後、色んなコンビニを回って見つけたのがローソンのべジタリアンカレー。
ナンもコネて焼くだけで簡単に作れるものが売っていた。
一年間一度も作ったことのなかったインド料理を日本で作る。

6日目
昼頃に東京に向けて出発。
私の荷物を先に置くために、町田市の実家に帰宅。
築40年程度の木製住宅なので珍しいかなと思い、我が家ツアーを慣行。
我が家にインド人がいることに違和感と新鮮な気持ちになる。
インドと比べて日本の家にはモノがあふれていると感じた、モノが長持ちするからなのか、モノを大切にするからなのか、結果モノが溢れて片付かない我が家。

(写真:明治学院大学で講演)

7日目
個人的な用事の為に別行動。カウンターパートは豊洲や浅草などの東京観光とショッピング。

8日目
実家の車で朝から明治学院大学へ。
練習見学と講演を行った。
これが今回の帰国の最大の目的で、大学生であれば協力隊に興味を持ってくれる可能性が大きいと思っていて、ラグビー隊員の認知度向上と学生の将来の選択肢を広げるために講演を実施。
カウンターパートからインドの文化紹介。
私からはJICAと青年海外協力隊を紹介。
将来、母校の選手の中からグジャラート州に来てくれることを願って講演。
何名か個人的に質問に来てくれて成果を感じた。
その後、使わなくなったジャージを26枚ほど寄付して頂いた。
マネージャーが着ていたヤッケが私の同期のモノで10年以上受け継がれていたと判明。
使えるモノは大切にしよう。
インドでは気候によってもモノがすぐにダメになったりする。
JICAが関わる新幹線の導入も日本製の物ではインドの砂ぼこりや日差しによって直ぐにダメになる可能性があるので改良が必要というニュースを思い出す。

その後は別行動で、日本ラグビー協会にお邪魔させて頂き、インドでの活動途中経過の報告と今後の連携を確認する話合い。
お土産に日本対フランスのマッチボールとトップリーグのボールを頂いた。
夜にカウンターパートと再度合流して、日本最後の夜を堪能。

続く

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