JICA海外協力隊の世界日記

DjimaとDmegiのJournal Djibouti

折り紙イベント By MEGI

めぎです。

ジブチは暑いです、昼間の気温は40℃を超えています。

先日、活動先で折り紙のイベントをしました。今回はその様子を書きます。

このイベントは、ジブチ市内でコミュニティ開発隊員として活動する隊員とともに、先月から実施し始めたものです。

今月は学校隊員の皆さんにもご協力いただき、賑やかになりました。

折り紙はJICAの「世界の笑顔のためにプログラム」にて、日本から寄贈いただいたものです。

前日までに必要物品の準備、会場となる教室の掃除・整理整頓をし、折り方の説明用紙を各テーブルに設置して子ども達を待ち構えます。

ジブチ人の同僚が参加する子どもを集めてくれて、みんなが着席したらイベント開始。

同僚が、我々のフランス語での説明を現地語(ソマリ語)に通訳してくれます。

今回はチューリップ、トラック、ロケットの3種類を作りました。

ジブチ人、エチオピア人の子ども達にとって、折り紙は身近なものではありません。

折り紙の完成形を見てみんな興味を示します。

教室の真ん中で説明しながら、みんなで一緒に折っていきます。

器用に折り進める子、隣の子に教えてあげる子、「できたよ~見て~」と自分の作品を見せてくれる子、色んな子がいます。

終盤に、次回は何作りたい?と聞くと、家!魚!と意見を出してくれました。

大きなトラブルもなく無事に終了しました。

参加するのはさまざまな理由で路上生活をする子ども達。

大多数は、親元を離れエチオピアから来ている子ども。

活動先でも街中でも、会うと笑顔で話しかけてくれますが、彼らの日常はとても壮絶です。

私の活動先は昼過ぎで閉鎖するため、昼食後から翌朝までは彼らは自力で生活します。

色んな方法で日銭を稼ぎ、何とか水と食べ物を手に入れる生活。

事故、暴力、犯罪、薬物などさまざまな危険に晒されながら生活しています。

彼らの話を聞いていると、壮絶すぎてなんと声をかけたらいいのか分からなくなってしまいます。

赴任当初、彼らを取り巻く問題が大きすぎて、私に何ができるんだろうかとショックを受けたことを覚えています。

活動開始して1年が経過した今も、未だに悩むところですが、

こういうイベントのように「彼らが安全な場所で子どもらしく遊べる機会をつくること」はとても意味あることなんだろうなあと感じます。

来月も隊員で協力しながら、子ども達が楽しめるようなイベントにしたいと思います。

それでは。

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