2016/08/15 Mon
人 文化 活動
村で体操!
今回は派遣期間もあと5ヶ月となってきましたので、活動先でどのように運動指導をしているかをご紹介します。
私は体育隊員としてフィジーの配属先(NGO FREIND)に派遣されており、健康な身体で生活をする為に、村の人々に運動を教えています。
活動は昼間なので特に主婦で家にいる女性が対象です。
訪問先がイタウケイの人々の村だと、村の人々が集まるコミュニティーホールでメディカルチームがクリニックを行なった際に集まった人を対象に。
活動先が村ではなく、ある一定の地域の人々に向けての場合だと、メディカルチームを受け入れて下さっている方のお宅のスペースを借りて。
現地の方達との体操の時間は、出来なかったり、頑張っている顔がおかしかったりで楽しい時間になる事が多いです。
身体を動かし、友人とコミュニケーションをとる。そして笑う。
心身と社会的にも健康でいる為に、運動をしている時間は大切であるとよく実感します。
しかし、運動習慣を身につけてもらうのは大変で、『団体レッスン』という形で行なおうとすると、人を集めることに苦労することや、村独自のルールによって運動出来ない理由が沢山あり1年半たった今でも、新しく知る「ルール」があったりします。
またターゲットを女性に絞っていても、年齢差や体力差により運動強度や内容を設定する事に苦労することもあります。
対象者別に、運動時間をわけられると理想的かもしれませんがそれぞれ声をかけた人達が一度お家に帰ると、戻って来てくれる可能性は5%程度・・・
その場その場の状況に、いかに自分があきらめずに、運動を村の人たちと行なうチャンスを作るかを課題に取り組んでいます。
方法としては、簡単かも知れませんがいつもやっているストレッチでも、順番を変えあたかも初めてのように
今日は足のセルフ「マッサージ」をしてみよう!
最近寒いから、身体が不調を感じないようにしっかり動かそうね!
肩こりや頭痛予防に少し動いてみよう!
などと言ってみたり、これなら出来そうと思うであろう事をあの手この手で伝え、ハードルを下げてみたりしています。
そんな中続けてくれて参加してくれている人達の、ストレッチ一つ一つの動作が、綺麗になって来ていて、しっかり伸びストレッチの効果を感じられそうだな。
と最近になって実感出来たことが最近の収穫です。
また、以前やった運動を家の中で習慣的にやってるよ~!
と見せてくれるおばちゃん。
まだまだ少人数ですが、この小さな芽を出来るだけ残していけるように活動に取り組んでいます。
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