JICA海外協力隊の世界日記

お米日記 in アフリカの真珠

ラストスパート

こんにちは。
5月も半分以上が終わり、ついに私の任期も残り1か月半ほどになりました。
引き上げや最終報告会などを考えると、任地にいられるのもあと1か月くらいです。

残りの期間を悔いなく過ごしていきたいなと思います。

そして、活動の方は、今季は昨年に比べて降雨量が安定しており、稲は順調に成長しています。

早い場所では、すでに出穂を始めて、収穫まであと1か月くらいになりました。
私がいる間に、ギリギリ収穫を迎えられるかなという感じです。

そして、Lwamata副郡ではだんだんと稲作農家の数も増えてきて、大規模な水田も増えてきました。

私が赴任する前は、パピルスが生い茂る場所だったところが、農家が少しずつ開墾を進めていき、今では広大な水田に発展しました。

こういった水田が今では数か所存在していて、少しずつ耕作面積も拡大していっています。

しかし、この地域の一番の問題点は「精米機」

新しい機械が1つ導入され、特定の地域では精米の問題が解決されましたが、この精米機はタウンからのアクセスが悪く、他の農家にとっては未だに精米は大きな課題になっています。

この問題を解決するために、Operation Wealth Creation(OWC)という政府系の団体に、精米機導入の要望書を提出し、副郡の予算で機械を導入してもらおうとしましたが、進展が遅く、結局、私の任期中に予算が下りることは叶いませんでした…。

しかし、先日、OWCの職員とLwamata副郡の職員が稲作の状況を見たいということで、数件の圃場を訪れてくれました。

写真の水田に案内をしたところ、ここまで稲作が発展しているとは思っていなかったらしく、職員たちもとても驚いている様子でした。

そして、「努力して、必ず精米機を導入する」と約束してくれました。

任期中の導入は達成できませんでしたが、これをきっかけに、今後、精米機購入の予算を確保してほしいなと思います。

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