マーシャルのゴミから見える世界

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金沢 正文
滋賀県

タイプ/職種
シニア海外ボランティア
廃棄物処理
派遣国
大洋州
マーシャル マジュロ環礁
一言メッセージ
環境は生活であり、文化であると思っています。さて、マーシャルのゴミから見える世界とはどんな世界でしょうか?

 

その2:派遣先を紹介します

2019.02.25

写真は派遣先のマジュロ環礁廃棄物公社(Majuro Atoll Waste Company;以下MAWC)を入り口から望んだところです。

#01 MAWCとは?

 配置図を示します。膨大な混合ゴミが積み上がって標高約18mの巨大なゴミの山(Mt.Dump:冒頭の写真右奥)となっています。

 MAWCは国のMinistry of Works, Infrastructure and Utilities (公共事業省)直下の組織で、所長であるGeneral Manager(GM) 以下、現在52名のメンバーで成り立っています。

 私の要請内容は新しい処分場ができるまでの間、現行の処分場を延命化するというもの。とは言え、まずはReduce(減量)Reuse(再使用)Recycle(再生利用)を地道に積み上げるしかありません。

#02 ゴミ収集車に同乗、ゴミ収集の現状を知る。

 現場を知るため終日ゴミ収集車に乗って、ゴミ収集の様子を見せてもらいました。Majuro環礁内の空港以東を5つの地区に分けて、週1回コンテナに投入されたゴミを収集車で回収するシステムです。家庭用は小さいコンテナ、商業用は大きいコンテナと統一されています。当然、ゴミの分別はされておらず、ほとんどの多くのゴミが混合状態です。家庭用コンテナのゴミ収集状況を写真に示します。

 ここでビックリしたのは、作業員の人たちの仕事に対する取り組みです。マーシャルタイムと言われるように、始まりも終わりも適当で恐らく仕事も手抜きしてなどと勝手に想像していたのですが、実態は全くの正反対。この国の人はこんなもんだと決めつけていた自分が大いに恥ずかしかったです。

 8時始業前には作業員たちはすでに集まっており、8時始業と同時に収集車は出発できる体制になっています。作業はさすがに日中30℃になる過酷な環境ゆえ、適当に休憩しつつも仕事はきっちりこなして行きます。キツい、汚ない、臭い、いわゆる日本では3K職場の代表ですが、作業員たちの表情は明るく、楽しそうにさえ見えます。