JICA海外協力隊の世界日記

赤道直下のさーじゅふぁむ

2020年

こんにちは。

最後の更新からずいぶん時間が経ってしまいました。

はたしてどれぐらいの方がこのブログを見ていただいているのか分かりませんが、しれーっと書き溜めていたものがあったこと、そして未来のガボン隊員、助産師隊員の参考になればと思い投稿を再開することにしました。

再開するにあたり、触れずにはいられませんので帰国してからのことを振り返ってみます。

2020年3月、全世界の協力隊員の帰国が決定し日本へ戻ってきました。

当時の私はこれから本格始動!という時でして、「頑張らなきゃ、頑張らなくてもいい、頑張らなきゃ」の思考を繰り返し心身ともに疲れていました。

そのためか、帰国が決定した時も後ろ髪を引かれる思いというよりかは、「あぁ、日本に帰れるんだ」とホッとした自分がいたのを覚えています。

帰国後はたった8か月の現地での活動や生活は自分に何を与えてくれたのか自問自答したり、同期と電話でこれまでの活動や今後のことを話したりと、「振り返り」という名の贅沢な時間を過ごしていました。

しかし、いつまでもこのまま過ごしているわけにはいかないという気持ちが日に日に強くなり、助産師や看護師の人手が足りない病院やクリニックを探しました。

せっかくなら知り合いのいない場所で働きたいと思い、一度も足を踏み入れたことのなかった北海道で現場復帰しました。

こんなご時世ですから、入院時のPCR検査は必須で言うまでもなく防護具着用。

分娩進行中のお母さんに付き添う際も防護具着用。

北海道と言えど、夏の防護具着用は想像以上のキツさで泣けてくる夜もありましたが、最前線で重症患者さんに関わっている医療者には頭が下がる思いでいっぱいでした。

現在は、北海道を離れ新たな地で助産師をしています。

私自身は、突然の別れや新たな出会い、初めての経験など本当に濃く尊い1年でした。

自粛のオンパレードで心も体も疲弊してしまう毎日ですが、どうか皆さん頑張りすぎずに自分にもまわりにも、思いやりと感謝をもって過ごしていきましょう。

次回からは、ガボン滞在中に書き留めていた内容を1年越しに記載していきます!

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