JICA海外協力隊の世界日記

アラブとアフリカの狭間スーダン カッサラの日々

初ワークショップ開催!

ラマダンが終わり、やっと仕事モードとなった職場で、

新しい製品の食品加工のワークショップを行いました。


参加者は普及員と地域の女性たち。


食に保守的なカッサラの人々なので、新しいもの、

知らないものにはほとんど手を付けようとしません。


以前、日本の食べ物を作って職場へ持っていったときにも、

ことごとく受け入れられず落ち込んでいました。


それもそのはず、イスラムの教えを守る人々なので

それに反するかもしれないもの、


何が入っているかわからないものを

気軽に食べるのは難しいことなのです。


カッサラの人々との食の文化交流は諦めかけていました。

日本の美味しいものを知ってもらいたい

という気持ちがあったのですが、


もちろん豚には気をつけて調理をしたものの

(イスラム教では豚を食べることは禁止されています)


知らないものへの抵抗感が強いため、

好評とは言えない結果に終わっていました。


そんな中での新しい食品加工ワークショップの開催なので

果たして受け入れられるかとても心配でした。


結果、彼女たちの目の前で、すべての材料と手順を

紹介しながら作ったのが安心を得られたのか、


どれも美味しく食べてもらえることができました。

今回はヨーグルトゼリー、アイスクリーム、

スイートポテトを作りました。


材料はどれもこちらで手に入るもの、

だけど少し手を加えると更に美味しく

食べられる方法を紹介しました。


ワークショップは3日間かけて行い、

最終日のスイートポテト作りでは

全ての工程で普及員が次々に手伝いにきてくれて、


一緒に作ることができました。


最初からやる気満々で手伝い、

出来上がってからは2つ食べていい?

と聞いてくる普及員もいました。


初めてのWSで上手くいくか不安でしたが

同僚も手伝ってくれて無事成功に終わりほっとしました。


今後は他のセンターでの開催のサポートを行っていく予定です。

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