JICA海外協力隊の世界日記

アラブとアフリカの狭間スーダン カッサラの日々

トマトの季節

カッサラのスーク(市場)できれいなトマトを見かけるようになりました。


いよいよ冬が来るのだなと感じるようになりました。


トマトが冬?夏野菜じゃないの?と思うでしょうが、ここスーダンでは、夏が暑すぎてトマトがうまく育たないそうです。


暑い時期に出ているトマトは形も小さく、崩れかけたようなものばかりで、それでも4つで20ポンド(400円弱)ぐらいします。


最近は形も少し大きく、きれいなトマトが出てきて4つで10ポンドくらいまで値が下がってきました。

去年の冬、一番安いときには袋にトマトが1キロくらいどっさり入って3ポンドで売られていたこともありました。


日本にいたときは夏にはトマトを食べて体温を下げてすっきりさっぱり、美味しい~と思っていたけど、ここでは暑すぎて育ちが悪いなんて、トマトの値が下がってくるとああ、冬が来るんだな~と思うようになりました。

肝心の気候は冬かというと、日本の冬に比べれば春でも秋でもなく、初夏から真夏の気温です。


朝晩は涼しく、心地よい風に少し冬を感じられますが太陽が登るにつれて気温はあがり、35℃を越していきます。


それでも45℃近くまで気温があがる真夏に比べると涼しく、汗もそれほどかかないようになってきました。


家の中の気温もやっと30℃くらいに下がり、扇風機を弱でまわして丁度いいぐらいです。


寝るときにも薄手の毛布でもかけようかな、と思えるようになってきました。


普段は暑くて何もかけずに寝るのがスーダン流です。暑い時期はスーダン人は家の敷地内の建物の外(ベランダ)にベッドを出して寝ています。


今年の雨期は雨が少なかったので、あまり寒くならないと同僚が言っていますが、スーダンでの最後の冬がこれから来るのを楽しみにしています。

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