2019/06/12 Wed
活動
願いのリレー
日が上り日が沈む。
それが1日というものだ。当たり前ではあるのだけれど。
ある島で、
日の出と日の入りを同じ日に見て感じた。
毎日在るものではあるのだが、
綺麗で、そして愛おしいものだった。
一緒に見ていた仲間が。
「こうやって沈んでいる時、どこかで日が昇るんですよねえ。」
はっとした。まさにその通りだ。
谷川俊太郎の『朝のリレー』の世界だ。
朝というバトンをつなぐリレー。
もうすぐ自分の協力隊生活も終わる。
でもエジプトの教育が終わるわけではないし、
日本式の学校が閉じるわけでもない。
専門家さんや、今いる隊員、これから来る隊員たちの
アプローチが続いていく。
自分が描いて、実現させようとした願い、思いは、
形を変えながらかもしれないが、きっと繋がっていく。
このリレーの中で立派な走者になれたのかはわからないものの、
もう繋ぐ時間が迫ってきた。
遠い月日が流れた先に、
このリレーの今を見ることができますように。
「願いのリレー」「思いのリレー」でいい。
協力隊活動はきっとそれなんだ。
繋がっていくものだ。
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