JICA海外協力隊の世界日記

サーイドゲッタン(幸せたくさん)を目指して

この世で1番恐ろしいもの。

ここエジプトから、

1番近くのヨーロッパへ。

その旅の途中で、

とあるイタリア人夫婦と出会った。

「私たちは、日本が大好き、レンタカーを借りて、

日本中を旅したこともあるの。」

世界を旅しているようだ。

話は進んで、今の生活から、自然とエジプトの話になる。

「エジプトは、テロとか怖いから、行きたくない。」

すごく近い国に住んでいて、かつ世界中を回っている人から、

こんな風に思われていることにショックを受ける。

旅は進み、出会った韓国人には、

「エジプトはちょっと。。。危ないし。。。」

ルーマニアの人にも、

「近いかもしれないけど、まったく違う国だもんねえ。」

偶然出会った日本人にも、

「日本でも結構報道されているから。。。」

これは、事実だとしても、

事実の一部であることを忘れてはならない。

実際に住んでいるエジプトは、

たしかにおっしゃる通り、テロの危険性もないことはないし、

めんどくさいところがいっぱいある国ではある。

でも、素晴らしいところもあるのだ。

心無いテロの一回だけでさえ、信用は簡単に崩れていく。

その報道を見れば危険な国と思われても仕方ない。

しかし、物事にはきっといろいろ面があって、

多様な見方をすることができたら、必ずいい面が見つかる。

別に国に限っての話じゃない。

そのチャレンジをも阻む最も恐ろしいものは、

固定観念だろう。

逆にそれを無くすことができるなら、

未来は明るいのだけれど。

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