パラオで算数教えてMath!!

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川端 雄也
北海道

タイプ/職種
青年海外協力隊
小学校教育
派遣国
大洋州
パラオ ペリリュー州 ペリリュー島
一言メッセージ
人口500人の島から活動はもちろん、悲劇の教訓である戦跡や美しい自然、色濃く残る日本文化まで俺的ペリリューライフをお届けいたしMath!

 

Peleliu Liberation Day

2019.08.15

文化

 今日は8月15日、今から74年前、日本は前日に受諾したポツダム宣言をもって国民に降伏が伝えられた日として、広く「終戦の日」とされています。

 一方、私の住むペリリュー州では今日はタイトルの通り、Liberation Dayという州の祝日です。(パラオは国の祝日のほかに各州が独自に制定した祝日がそれぞれいくつかあります。) 日本語訳すると「解放の日」、いったい何の日かというと実は戦争に関係した日となっています。

 第二次世界大戦の末期、ペリリュー島では最大の激戦とも言われる日米の衝突がありました。当時、旧日本軍は島に指令室、飛行場を作り、いたるところに豪を掘って島を戦いに適した要塞にしたのです。その際に日本軍はペリリュー島の住民を本島に疎開させたのです。戦いは、多く犠牲を出し1944年11月に終わりますが、その後は軍事的に重要拠点であったペリリュー島はアメリカ軍の管轄下におかれたため、ペリリュ島民は本島での疎開を続けます。終戦が宣言された8月15日、島民は疎開先の本島を引き上げ、ペリリュー島へ戻ることができました。それ以来、今日をLiberation Dayという祝日に定めたそうです。

 この島に来るまでは戦争のことは知ってはいても、感じることはほとんどなかったです。しかし今、島のいたるところに戦跡が残り、今でも身近に遺骨の収集や不発弾の処理が行われていると戦争の残した爪痕が本当に大きいことを肌で実感できます。世界中のかつての激戦地に住む数少ない日本人として平和や戦争について理解や知識を深めて後の世代にも伝えていければいいなと思います。

 投稿した写真は、ペリリュー島にある博物館です。旧日本軍の燃料倉庫だった建物です。燃料倉庫だったこともあり攻撃を受けた跡が良く分かる一方で、重要な建物であったため今でも使用可能なほど頑丈に作られていることが分かります。もちろん内装はリフォームされており、戦争に関する資料が展示されています。