JICA海外協力隊の世界日記

ベナン人、はじめました。

2015年、はじまりました。

みなさま

明けましておめでとうございますヽ(*´∀`)ノ

↑真ん中の子の頬杖できてない感じがとっても可愛い写真で、新年最初の日記を飾りたいと思います♫


2015年早々、子どもたちに

A『あれ、りほかな?』

B『いや、りほじゃないよ。りほはあんな黒くないよ。』


とこしょこしょ話され、自分の黒さを改めて思い知らされました。

日本に限らず、ベナンにきてまで『黒い』と言われるそんなクロンボ川口を今年もどうもよろしくお願いいたします(ノ∀`)

**************


そんなクロンボ川口ですが、やはりベナン人ほどの黒さにはまだまだ程遠く…

今日は、そんな肌の色の違いで少し嫌な事がありました。


友人に誘われて行った誰だかよく知らないけどアーティストの来るお祭り。

運良く、私たちは最前列の椅子をゲット!!


しばらくすると、その最前列のさらに前に、関係者の椅子がセットされました。

何の断りもなく、うちらの前に椅子を置くことが既に日本じゃ有り得えませんが…。

…しかし、まぁ関係者ならってことで、目を瞑りました。



するとさらには、関係者の椅子が足りないとかで、私たちの周りの一般の座る椅子を『どけどけ!』と言われて取られてしまいました。

なんで最初から関係者分の椅子確保しとかないの?!と思ったし、椅子取り上げるにも、言い方やり方がとても雑です。

だいぶ荒い扱いを受け、奪われていく椅子・・・。


そしてついに、私たちのところへ。

私の友人たちがこれまた荒い扱いを受けてどかされました。

効率の悪さと雑な扱いが気になりましたが、仕方ないと思って席をどこうとすると


『あ、ヨボ(=現地語で白人の意)は座ってていいのよー♪』

と、関係者。


…え????なんですと?????


友人たちに対する態度と、私に対する態度があまりにも違いました。

友人たちは雑な扱いを受けてどかされたのに、私だけ悠々と座ることなんてもちろんできないので、お祭り始まる前にみんなででてきちゃいました。

チャリで片道30分もかけて行ったんですけどねー笑



彼らはもちろん優しさで言ってくれたんだと思います。

ほんとならば、感謝するべき行為でした。

それでも、ヨボってだけで贔屓されて、他のベナン人への態度と天と地の差で。

悲しかったし、悔しかったし、私の貧相な日本語力じゃ表せないくらい、とってももやもやした気分になってしまいました。




今ここで、みんなに優しくしてもらって、楽しく活動、生活できているのは、この見た目(肌の色)のおかげなんでしょうか

もし、同じアフリカ出身で肌が黒かったら、こんなに楽しく暮らせてないんでしょうか



そんなふうに、新年早々、色々考えてしまう一日でした。


肌の色や日本人などという肩書き関係なく、一人の人間『川口莉穂』として、みんなと仲良く今年は過ごして行きたいです。

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