JICA海外協力隊の世界日記

手のひらのパナマ野生蘭

蘭と小鳥とわたし

こんにちは。あゆみです。
今回は、APROVACAの小鳥たちを紹介します。

APROVACAには、色とりどりの小鳥たちが、たくさん遊びに来てくれます。
園内の植物に引けを取らないほどカラフルな鳥たちは、パナマの蘭同様、とても個性的です。

上記の写真の赤い鳥と青い鳥は、APROVACAの常連さんです。
赤い鳥は「Sangre de toro(サングレデトーロ)」、スペイン語でサングレは”血”を意味します。
青い鳥は「Azulejo(アスーレホ)」で、アスールは”青”という意味です。パナマでよく見かける「Pecho amarillo(ペチョアマリージョ)」は黄色いお腹が特徴で、ペチョは”胸”アマリージョは”黄色”を意味します。このように、スペイン語を勉強する際は、鳥の名前と関連付けて覚えるとおもしろいかもしれませんね。

日本でも有名な「ハチドリ」は、APROVACAに咲く黄色い花、パボン(Pavón)が大好物です。

花の中の蜜と水を求めてやってくる彼らは、羽をぶんぶん鳴らせながら、せわしなく動き回っています。ハチドリが一秒間に約50回羽ばたくことは、みなさんも聞いたことがあるかもしれません。しかし、ハチドリの鳴き声はどうでしょうか。こんなに小さな体にも関わらず、「キュピー」という甲高い声を、とおく、とおく、どこまでも響かせるのです。

出典:Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Motmot

青と緑の、目を見張るほど美しいグラデーションが特徴の「Motmot(モットモット)」。はじめて見たときは、あまりの美しさに声がでませんでした。見た目とははうらはらに、意外と気が強いモットモット。サングレデトーロやアスーレホといった小さな小鳥を威嚇して、エサを独り占めしているところをよく見かけます。最近はご無沙汰気味ですが、もしかしたら人間同様、「食べ物の恨みは恐ろしい」とは、鳥たちにも当てはまるのかもしれませんね。


鳥は植物の受粉を助けてくれる、大切な役割を担っています。
また、植物の状態や、気候の標となる、APROVACAにはなくてはならない存在です。
自然界では、すべての生き物のが繋がっていて、それぞれの存在には意味があります。そんな当たり前のことを、小鳥たちはわたしに思い出させてくれるのです。

Ayu

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