JICA海外協力隊の世界日記

ガーナよりAntire!(こんにちは!)

ハマターンから本格的なガーナの夏!

去年12月頃からひどくなったハマターン。ハマターンとは、サハラ砂漠のとっても粒子の細い砂が貿易風に乗ってやってくる季節です。近隣のフランス語圏の国ではハルマッタンと呼ばれているようです。

ハマターンのおかげで、空は真っ白、そして極度に乾燥します。砂のおかげで太陽光が遮られるため、ガーナでは珍しく気温が下がり比較的過ごしやすくなります。「ガーナの冬だよ」と表現するガーナ人もいます。

でも、昼夜の寒暖差が激しく、そしてサハラ砂漠の砂に加え未舗装道路の赤土(これもまた粒子が細かい!)が舞い上がり、常に砂埃の中にいるような生活で体調を崩す人が多い時期でもあります。

私の任地タマレの他の隊員も喉痛や鼻水に悩まされています。私たち外国人だけでなく、ここに住むガーナ人も色々と不調を訴えているので、それだけ過酷な地域なのだと再認識させられます。

しかし!そんなハマターンともそろそろお別れです。

次は、、、、、1年の中で一番暑い、灼熱の季節の到来です。気温はこれからうなぎ登りに上昇し、3、4月には日中40度を超えます。いかにもガーナ北部らしい季節だなと私は思うのですが、暑さで夜眠れなかったり、野菜が育たなかったりとマイナスなことの方が多いのも事実です。

本当にこんな環境で生まれて生きていく地元の人々はすごいなと思わざるを得ません。

良い点を挙げるとしたら「アフリカらしい青空」かな。約2年前に赴任した頃、この季節の青空を見てなんて青くて広くて綺麗なんだ!と感動したことを覚えています。

過酷な環境でも悪いことばかりではありません。小さくても良いところを発見して一喜一憂しながら過ごしていければと思います。

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