JICA海外協力隊の世界日記

めんそーれ もうひとつのオキナワ日記

ラボでの活動のその後...(後編)

Hola! 35回目の世界日記は、「ラボでの活動のその後…(後編)」です!

前回の世界日記では、「ラボでの活動その後…(前編)」について、投稿いたしました。今回は、その続きです!


任期中に採取した農家さんの全サンプルについてCEC(陽イオン交換容量)の分析をすることとなりましたが、その数は約400個。

全サンプルを分析するか否かの配属先の決定が出たのが、今年の7月でした。

つまり、私の任期終了まであと5カ月しかありません。

サンプルによっては、分析時間がとてもかかってしまいますし、分析器具もたくさんあるわけではありません。

ましてや、私一人だけで分析することは不可能!!

ということで同僚と話し合い、分析方法を教えながら分析を進めることになりました。

(写真1枚目が勉強会の様子)

そして、ラボにはCECを分析する用に新たに作業部屋と机も準備してくれました。

(写真は、新しい作業部屋での分析中の様子)

ですが、分析を進めていくうちに、実験器具の一部パーツが破損し始め...

ただでさえ少ない器具がさらに減ってしまい、一週間に分析できるサンプル数が限られるようになりました。

ここでも、また同僚と相談タイム!笑

ボリビアで新しくパーツだけを購入できないのかと相談。

パーツがありそうな所を探してくれることになりました。

そして欲しかったパーツとは、まったく同じ物ではありませんが、同じサイズのものを見つけてきてくれました!

ですがそのパーツ、使えはしますが、分析をするときに邪魔になり、そして力も少し必要です。

作業をしづらそうにしている私を見て、同僚が「あかり、そのパーツちょっと一つかして」と。

わけもわからず手渡すと、作業が行いやすいように邪魔な部分をカットしてくれました!

写真中の白いゴムの輪っかが欲しかったパーツ。

黒い太いゴムが新たに買ってきたパーツ。黒いゴムは、分厚くポッコリと盛り上がっているため作業時に邪魔でした。

ちなみに、新しい黒いゴムは、実験器具用に売られていた物ではなく、何かの機械系の物に使うパーツでした。

大事なのはゴムの穴の大きさが一致することであり、そこが一致したので同僚は買ってきてくれました。

自分一人では、試薬の代替案も、パーツの代替案も思いつかなかったと思います。

同僚とコミュニケーションを取りながら、活動を進めることの大切さを改めて感じました。

そして、私のつたないスペイン語で、私の言いたい事をくみ取ってくれる同僚に本当に感謝です!!

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