JICA海外協力隊の世界日記

コンピュータと絵本

歩いて片道40分の通勤

 首都からバスで1時間くらいのところに、ボアネという町があります。そこのコミュニティースクールで活動しているJICAボランティアのはるかさんを訪ねました。彼女は片道40分、歩いて通勤だそうです。その道をいっしょに歩いてコミュニティースクールにおじゃましました。写真を見て下さい。地平線まで続く土の道ですよ。歩いていると、写真にも写っているように子供たちがたくさんいます。平日でしたが、学校は朝昼夜の3部制なので、みんなが同じ時間に学校に行っているわけではありません。つまり、街にはいつも子供たちがいます。地元の人達とすれ違うたびに挨拶しながら歩きました。

 コミュニティースクールでは、午前中、就学前の子供たちに数字や文字を教えています。そしてお昼ご飯も出るのです。その日、キッチンでは、おばちゃんがなべでシーマをこねてました。シーマというのはトウモロコシ粉にお湯を加えてこねるのですが、私が自分で作った時には、味がなくてちっともおいしいとは思いませんでした。おばちゃんは、なんだか楽しそうにこねてました。こねながら、私達とおしゃべりして何がそんなにおかしいんだか、とってもよく笑ってくれました。

 そのシーマと、フェジョアーダという煮豆を、私達にも食べさせてくれました。これがもちもちねっとりで、けっこうおいしかったんです。私が作った時はこね方が足りなかったようです。おばちゃんの笑顔でいっそうおいしくなったかもしれません。

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