JICA海外協力隊の世界日記

YAPだより

健康診断の一時帰国とお餅入りラーメンランチ

しばらく世界日記をお休みしていました。約1ヶ月ですが、この間健康診断のため日本に一時帰国していました。健康診断の結果はほぼ良好で再びヤップに戻ることが出来ました。健康診断の結果で再び任国に帰ることが出来ないボランティアもいると聞きます。

病気をして帰国したわけでもありませんので、健康診断のJICAの医師の結果待ちの期間、国内を色々と観光しました。桜の時期でしたので、沢山の桜を楽しむことが出来ました。

船や列車を沢山乗りたいという願望がヤップにいるときにありましたので、まず弾丸フェリーで神戸から九州の大分まで、船中二泊の旅をしました。新たな元号が発表されましたので、天皇ゆかりの地では何かが行われるかと大分から高千穂まで行って、高千穂神社、天岩戸神社・天安河原、そして高千穂峡散策をしてきました。元号の名称が発表されたことぐらいで、改元にまつわるものはありませんでした。改元後はきっと何かがあるとは思います。なお、大分駅の商店街の入口には「祝 令和」ののぼりがありました。

弾丸フェリーというのはご存じかと思いますが、夜に船で出発し現地には早朝到着し、その後ほぼ1日を現地で観光などを行い、乗船した船に再び乗り翌朝出発地に戻るツアーのことです。

また、青春18切符を使ってJRに乗って神戸から高松まで行って、うどん県というほどの香川県のうどんを食べ、栗林公園を見学するなどの日帰りの旅をしましたが存分に列車に乗れました。

日本にいると色々な交通手段があることを当たり前と思われるかも知れませんが、ヤップでの交通手段は車しかありません。それもほとんどが日本車でアメリカのように右側通行ですが、ハンドルは日本車そのままですので右ハンドルです。私の職場の病院は、アパートの直ぐ横にありますので通勤には車を必要としません。買い物も徒歩で20分ほど行くとスーパーマーケットがあったりしますので、そんなに不便なことはありませんが、気温が通年で昼間は33℃程度ありますので、屋外を歩くとすぐに汗が出てきたりします。そのため、ヤップの方はほとんど車移動で、歩いている方は少ないです。信号機もなくトラックの荷台に子どもや大人が乗っている風景は、日本の戦後直後を思い出せるものです。

そのような環境ですので、赴任して1年しか経っていませんが日本の乗り物に無性に乗りたくなり、今回いろいろと体験することにしました。

また、趣味の一つにランニングがありますので、兵庫県芦屋市内であった10kmのランニング大会に参加し完走しました。ヤップでは暑くて、走っていても熱気を吸うことになりますので、長い距離を走るのは困難です。一度は日射病になりかけたこともありました。そういうことで、練習不足気味を心配していましたが、今回の大会の気温は25℃前後で、走りよい気温でしたので何とか完走できたんだと思います。

ヤップにもどり3日目になりましたが、日本から持ち込んだお餅と餅網器を使って餅入りラーメンランチを職場の皆さんとしました。長らく不在しておりましたので、私がホスト役で用具の準備、調理、餅焼きそしてラーメンづくりなど一切を行いました。お餅を焼いているところを皆さんに見てもらいましたが、膨らむところが興味津々でした。現在病院にはJICAのメンバーが4名いますが、私を除いて全員が女性の方です。その内の一人の方からネギの差し入れや大きな鍋を貸していただき、また別の方からはラーメンに入れる具材のことや野菜の調理法を教えていただいたりして、知ったかぶりでランチ会を催しましたが、おいしくいただいてもらい無事終了しました。

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