JICA海外協力隊の世界日記

モンゴル通信~今日の日をちょっと楽しく~

ホスタイ国立公園

国立ホスタイ公園は、ウランバートルから西に約100kmの所にある国立公園です。
公園内は大自然が満載。自然界にある様々な環境があり野生動物も多く生息しています。
野生馬タヒ・鹿・タルバガン・ワシ等の猛禽類も生息しています。

そして、昨年世界遺産に登録された石人群や鹿石を見ることができます。
写真の石人は東西に2.1Kmも連なり戦争での死者を天国へ導くかのようです
突厥(とっけつ/とっくつ)時代の6⁻8世紀の石人像で
野生羊やライオンの形のものもありました。

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鹿石
紀元前1200年から紀元前700年の青銅器時代後期よりも前のものであるらしい
円形の角をもつトナカイが跳ねるように描かれていますが
口は魚か鳥のくちばしのような形をしているようにも見えるのです。
三角柱となっていてそのうち2面の鹿は天に駆け上っていくようにも見えます。
一面だけは下に駆け下りているように見えるのです。

3000年も前の古代の人がどんな思いでこの石を建てたのか?
なにで描いたんだろう?
この平原で確かに人間の営みがあったことを思い描きながら
ゆったり流れる時間の中でロマンに浸ることができました。

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モンゴル馬の原種といわれている野生馬:タヒ(モウコノウマ)をこの地で見ることができます。
タヒはユーラシア大陸に多数生息していましたが、1968年頃に野生下では一度絶滅。
しかし、欧州の動物園へ送られていた個体の子孫として生き残っていた馬を、
1980年代にモンゴルで再野生化させる計画が始まりました。
現在はこの国立公園が保護地区となり、420頭にまで増えています。
たてがみ、尻尾、足先が黒っぽく首がふといので
出会えばすぐにわかります。
数頭の(オス1頭にメスが2,3頭)群れで行動しているそうです。
仔馬が元気にかけまわる姿も見受けられました。
他にもワシやタルガバン、鹿など多くの動物に出会うことができました。

また、途中ミニゴビに寄って砂丘体験をすることができました。

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