2024/08/09 Fri
イベント 戦争 文化 歴史 観光
ダンバダルジャー日本人慰霊碑
広島、長崎への原爆投下や終戦の日が近づくとこの地を訪ねたくなります。
この日はバス停を降りたら一歩も歩けないほどの雷雨に見舞われ、雨宿りを余儀なくされました。
ウランバートル中心地の東、ダンバダルジャー寺院の近くにある日本人慰霊碑。
バスで40分程度のところにあります。
第二次世界大戦後、モンゴルで抑留されたまま亡くなった日本兵の慰霊碑です。
もともと、この地には835柱ほど遺骨が納められていた日本人の墓地があったのですが、遺骨は収集されて日本に送られていて、跡地にこの記念碑が作られています。
敷地は高低差があり、それを利用して、(1)入口・下参道、(2)祈りの広場、(3)本碑・基壇の3つの区画があります。
入口には資料館のような建物があり、中には観音様や当時の資料が展示されています。
記帳を見ると、8月に入り連日のように日本人の参拝者が訪れていることがわかりました。お線香をあげて祈りを捧げました。
祈りの広場の円の形態は「日本」を象徴すると同時に、広場の中央にモンゴルの地図を刻んで収容所跡地を表示し、モンゴル国内で亡くなった全ての抑留中死亡者への慰霊の意思を表しているそうです。
ここでは円形劇場のように声が響きます。
自分の話声の響きに驚いてしまうくらいです。
一番上の 本碑・祭壇まであがるとウランバートルが一望できます。
祭壇上のモニュメントの天頂部には穴があけられています。
空けられた円形の穴を通った太陽の光が、一日2回壁面に日の丸を作り出すそうです。
今回は悪天候の参拝でしたが、昨年訪れた時にはきれいな日の丸が現れたので
参考まで載せておきます。
今の平和に感謝しながら、この地で亡くなった方々を偲び思いを寄せました。
世界が平和になりますように
SHARE