2024/11/14 Thu
学校 小学校 文化 活動
教育大付属小学校での研究授業
10月から11月にかけて4年生の理科と5年生の算数の研究授業をお手伝いしました。
「学習者中心の授業」「PDCAサイクルを使って授業改善」の2つをテーマにした研究です。
また、その過程をデジタルコンテンツにまとめ
教育省の先生方の研修プラットホームに載せるという一石二鳥、三鳥を狙っての授業です。
欲張りすぎ?とは思うのですが、任期の終了も迫っているので
少し盛り沢山の活動となりました。
10月の雪の残った校舎前で、放課後元気にサッカーで遊ぶ子どもたちに元気をもらいながら
PDCAのPLANの前にCHECKとして子どもたちの実態を把握するところから始め、
単元計画を提案しました
モンゴルでは単元計画を作ることをあまりやっていないので、今回は単元計画をデザインすることから始めました
5年生では「図形の内角の和」
4年生では「光の進み方」の単元計画を作成して
その中の2時間ずつの授業計画を作り授業実践しました
5年生の「図形の内角の和」では、初めの授業は三角形の内角の和が180°になる証明をする学習でした
知識として知ってはいるけれど、どのように証明すればいいかなかなか考えられずにいました
初めの授業の様子をビデオで撮ったものを編集し
先生方への研修会を行い、ビデオを見ながら次回の学習についての具体策を考える検討会を開きました
分度器の使い方が十分でないことがわかり、そこを強化する授業を挟みました
四角形の内角の和を求める授業では
・分度器で計測する
・折り曲げる
・切って4つの角を集める
・三角形を2つ作って合わせる
など、いろいろなやり方で証明する姿がみられました
※ちなみに先生はノースリーブ!外は寒くても教室の中はポッカポカです
4年生の「光の進み方」は、1次では影で遊んで光の特徴を見つける授業をしました
モンゴルでは影で遊んではいけないという言い伝えがあるようで
「影から学ぶ勉強だから、いいことをしている」と先生が子どもたちに伝える一幕もありました
影のでき方を予想しながら学んでいました
1次から学んだ光の特徴をさらに実験を通して証明する2次では
恐竜と子どもの影を教材にして光源からの距離で陰の大きさが変わることを実験し
光の直進を学びました
予想→実験→結果→考察
といった一連の学習を楽しく学んでいたようです
子どもたちが「わかった!」というとき、関心をもって話を聞く表情は万国共通です
授業後に先生たちから「授業が少し変わりました」「私も子どもも楽しく学びました」と言われ、こちらも幸せな気分になりました
ご協力いただいた先生方、学校の皆様ありがとうございました
SHARE