JICA海外協力隊の世界日記

純風満帆なバウカウ生活

柳に風

どーも、年末に向けて身体を追い込んでいる小林です。


さて、12/2に国際ボランティアデーとして東ティモールの国際ボランティアが集まり催しを行いました。

※国際ボランティア:JICA, KOICA, Peace corp, UN volunteer, GIZ

基本的な流れは以下の通り。
掃除。(浜辺~市場まで200mほど。浜辺でコンピューターが捨てられていました)

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スピーチ。(各ボランティア団体からスピーチタイム。私もJICA代表でスピーチしました、内容は最後のほうに少しだけ載せてます。)

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保健分野のJOCVで実施した健康相談室。(血圧測定、BMI測定)

※その他、体育隊員が動体視力検査や農業隊員がローカルフードの紹介をしました。

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集合写真。(今回の参加者全員でパシャリ)

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来場者は300人、JICAブースへは約100人来たようです。

普段JOCVと関わりのあるポルトガル人やオーストラリア人などの外国人も参加してくれました。

掃除の際の一コマ。

ごみ拾いをし、集めたゴミを通路脇に置く人たちへ私から一言。


Japanese:「一か所にごみを集めるから、市場までゴミ袋持っていって」
Timorese:「この通路脇に置いていれば、あとでごみ収集車が来るから大丈夫」
Japanese:「ゴミ拾いはゴミを拾って、一か所に集めること。そうすると、ごみの収集もごみの分別も楽だから。ほかの人も市場(ごみ収集場所)まで持っていってるよ。」

Timorese:「俺たちはもうごみを拾った。集めるのは違う人の仕事だから、ここに置いていれば大丈夫」

みなさんならこの場合何と返しますか。

私は、「そうだね、それなら車が来て集めやすいように道路脇に運ぼう。あと分かりやすいように分別して印をしておこう。ごみを拾ってくれてありがとう」

「柳に風」とは少しばかりニュアンスは違うかもしれませんが、私は波風立たせずに参加してくれたことをほめました。

根は深いですね、今回参加してくれたティモール人ボランティアたちはゴミ拾い後に行われた昼食会でもポイ捨てを繰り返していました。こういうことは、少しづつ変えていかないといけませんね。

スピーチのときにも伝えましたが、「海外ボランティアが起こそうとする小さな変化を、一緒に大きくするかしないか。ティモールの土地はティモール人のものだから、あなたがやれでなく、私たちからやろうという気概を持ってほしい」

目をつむるのでもなく、波風立てるでもなく、正しいことを伝えて行動していくことが大切だと感じました。

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